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2013/07/11~19までの期間で開催されている、ルームシェア 素顔のカレ for GREEのイベント『小鳥邸♥2人の過ごし方 ~代官山のオアシス~』の桜庭裕介ルート(ネタバレ)です。
ネタバレの意味が分かる方とクリア済みの方のみ、先へお進みください。

シナリオのSS画像は後日UPします。

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↓以下、ネタバレ↓




RS-event201307_2_banner.gif  
■…ヒロイン ■…創一 ■…千尋 ■…裕介 ■…文太 ■…大輔 ■…和人 ■…なずな ■…桃 ■…アキオ
桜庭裕介ルート Stage 1 『お決まりの隠れ場所』

1/5



 ある日の夕方、いつもより早く仕事が終わった私は真っ直ぐ家に帰り、ダイニングで和人さんの夕食つくりを手伝っていた。テーブルの上には、人数分のお皿に盛り付けられた料理が並んだ。
**「和人さん、そろそろみんなを呼んできましょうか?」
和人「ああ、そうだな」
 私は廊下から、みんなに呼びかけた。
**「みなさ~ん! ご飯が出来ましたよ」
 しばらくすると、みんながダイニングに集まってきた。
文太「ああ……お腹すいた……」
清田「おっ! うまそーな煮物じゃん!」
菊原「煮物か……久しぶりだな……」
文太「卵焼きもある……」
**「あ、それ私が焼いたんです。少し焦げちゃったんですけど」
文太「へえ、そうなんだ。味見してもいい?」
 文太さんが卵焼きに伸ばした手を、和人さんがぴしゃりと叩いた。
和人「こら、文太。ご飯はみんな揃って、いただきますって言ってから食え」
文太「は~い」
清田「裕介さん、遅せえな」
**「そうですね」
 まだ、来ていないのは裕介さんだけだった。
朝比奈「部屋で寝てるんじゃないですか?」
**「私、呼んできますね」
 私は裕介さんを呼びに行った。


 裕介さんの部屋の前で、扉をノックした。
**(あれ? 返事がない。やっぱり眠ってるのかな……)
**「裕介さん? 晩御飯が出来ましたけど……」

 そっと扉を開きながら、中を覗くと、裕介さんは椅子に座り、真剣な表情で仕事の資料を読んでいた。
 裕介さんが顔をあげて、私を見た。
裕介「あ、ごめん。**ちゃん……気が付かなかった」
**「すみません、お仕事中。晩御飯の準備が出来て、みんなが待ってます」
裕介「あ……そうだったんだ。直ぐ行くよ」
 裕介さんは、そう言ったけれど、椅子からは立ち上がろうとせずに、しばらく私をじっと見ていた。
**「あの……? どうかしましたか?」
 裕介さんが、ふと微笑んだ。
裕介「そのエプロン可愛すぎ」
**「……」
 裕介さんが私を見て、優しく微笑んだ。


2/5



**(そんなにじっくり見られると恥ずかしいな)
 裕介さんは椅子から立ち上がると同時に、私の腕を引き寄せ、すっぽりと腕の中に抱きしめた。
 裕介さんの手が私の頭をそっと撫ぜた。
裕介「なんか、新婚気分」
 私は裕介さんの腕の中で身動きがとれない。
**「裕介さん……ごはんが……」
裕介「だって、ごはんよりも**ちゃんがいいんだもん」
 背中に回った裕介さんの手が、さらにぎゅっと私を抱きしめる。
**(どうしよう……みんなが待ってる……)
 すると、背後で「ゴホン、ゴホン」と咳払いがした。
裕介「和にい……」
**「!」
 驚いて振り返ると、和人さんが立っていた。
裕介「なんだよ、今、いいところだったのに」
 裕介さんはさらりとそう言ったけれど、私は恥ずかしくて下を向いた。
和人「お取り込み中悪いが、飯の支度が出来たぞ」
裕介「うん。今行く」
 和人さんの後に続いて、裕介さんと一緒に部屋を出た。


 ダイニングにみんなが揃い、料理を前に座っていた。
 いつものように、和人さんがみんなを見渡し、
和人「それじゃ……」
 と声をかけると、
みんな「いただきます!」
 みんなが声を揃えてそういうと、食事を食べ始めた。誰が決めたわけでもないけれど、いつの間にかそれが小鳥邸の習慣になっていた。
和人「今日は**が料理を手伝ってくれたから、早く準備が出来たよ」
清田「思っていたより美味いじゃん」
文太「ほんと、おいしい」
和人「うん、美味い」
 和人さんは、ふと、自分のお皿の上に気をとめた。人参だけが、沢山よそられている。
和人「裕介……」
 和人さんが、隣の裕介さんをギロリと見た。
裕介「え、俺の顔に何かついてる?」
 慌てて何かを誤魔化している様子の裕介さんだったが、嫌いな人参を自分のお皿からこっそり和人さんのお皿に移していた。
裕介「わーごめん! だって、オレ、人参ダメなんだもん」
和人「いつも言ってるだろ? 好き嫌いはダメだって!」
 和人さんはお箸で人参をつまんで、裕介さんに食べさせようとした。
和人「ほら、食え!」
裕介「無理だってば! てか、和にいにあ~んして貰う時点で嫌だから~」
 裕介さんは、椅子から立ち上がり、逃げ出した。
和人「食え!」
裕介「無理!」
 和人さんも負けずに裕介さんを追いかけた。
 私は部屋の外に出て行った二人を唖然と目で追った。


3/5

**「あ……あの食事がまだ途中なんですけど……」
朝比奈「久しぶりに見ましたね」
菊原「ああ、そうだな」
 みんな特に気にせず食事を続けている。
文太「しばらくあの二人は戻ってこないよ」
**「え?」
文太「また、ユウくん浴槽に閉じこもっちゃったから」
**「お風呂場に!?」
文太「ユウくん、カズさんに叱られると、いつも浴槽に逃げ込むんだよ」
清田「最高で3時間だっけな」
**「そんなに!?」
菊原「いや、もっと長い時あった」
朝比奈「ありました。ありました」
**「そうだったんですか……」
**(裕介さんて、子供みたい……)

 私はちょっとかわいく思えて微笑んだ。


 しばらくして、食事をしていると裕介さんと和人さんが戻ってきた。
文太「今回は早かったみたいだね」
 文太さんが小声で私に言って、微笑んだ。
 相変わらず、裕介さんは人参をよけて食べていたけれど、話題を変えるように、話をふった。
裕介「そういえば、今日の金曜ロードショーって、谷崎晴男のアニメだったよね」
文太「えっ? そうなの? 見なきゃ」
和人「俺もだ。映画館で見逃したところだった」
**(私もあの映画見たいと思ってたんだよね)
和人「それじゃ、みんなで見るか」
 私は頷いた。
清田「俺はパス。俺、あーいうのあんまり趣味じゃないし……」
清田「千尋さんも見ないっすよね」

菊原「……そうだな、たまにはいいかもな」
清田「そうですか……俺はいいんで部屋に戻ります。ご馳走様でした」
 食べ終わった清田さんは席を立つと、そそくさと部屋に戻ってしまった。
**「あっ……」
裕介「ん?」
 部屋を出ていく清田さんに、私は声をかけそびれた。
**「清田さん、皆で見るなら、もっと誘えば一緒に見るんじゃないかと思って」
裕介「平気だよ。ああ言って、いざとなったら寂しくなって、自分からリビングに戻ってくるから」
和人「そうそう。あいつはへそ曲がりだからな」
 みんな、裕介さんの言葉に頷いていた。
**(本当かな……)


4/5



 映画が始まる時刻――。リビングには、ポップコーンにビールやおつまみが用意され、みんなでわいわいテレビの前に集まった。
**(清田さん、やっぱり来ないんだな……)
 缶ビールを開けると、裕介さんが言った。
裕介「とりあえず、ビールで乾杯と行こうか」
和人「そうだな」
みんな「乾杯!」
文太「映画館で見るより、こっちの方が楽しい」
朝比奈「そうですね」
菊原「確かにこういうのもいいかもな」
文太「キヨも意地張ってないでくればいいのに」
 それぞれが、リビングのお気に入りの定位置に座り、映画が始まるのを待つことにした。
裕介「**ちゃん、こっちおいで。テレビが一番よく見える、特等席」
 裕介さんが、二人掛けの白いソファに座り、私を手招きした。私は裕介さんの隣に座って微笑むと、裕介さんはソファの背もたれによりかかってくつろぎ、私の肩に手を回した。
裕介「**ちゃんのために、一番いい席とっておいたよ」
**「はい」
裕介「VIPシートだから。ワインでも飲む?」
 裕介さんが、ワイングラスにワインを注いで私に渡してくれた。
**「ありがとうございます」
文太「あっ! キヨ!」
 文太さんが声をあげたので、見ると清田さんが入り口に立っていた。
**「あ……清田さん」
和人「……ったく、素直に来ればいいのに」
清田「みんなが、がやがやうるせーからよ」
 清田さんは、憮然と立っていた。
朝比奈「無理してますね」
文太「やっぱり来た……」
裕介「ね、来るって言ったでしょ? **ちゃん」
 裕介さんが笑って、私を見た。


5/5



清田「!」
 清田さんはずかずかとリビングに入ってくると、私と裕介さんの間に無理やり座った。
裕介「なんだよ! 創ちゃん! 向こう空いてるだろ」
清田「ここの席が一番見やすいんで!」
 清田さんはそう言うとフンッとテレビ画面に目を向けた。
**「えっ……」
**(あの、とっても狭いんですけど……)

 二人掛けのソファに無理やり座ったので、ぎゅうぎゅう詰めとなった。
裕介「もう~創ちゃん、邪魔だってば!」
和人「まったく……」
和人「そろそろ始まるみたいだぞ」

 裕介さんは、清田さんを押し出そうとしていたけれど、そのまま映画は始まってしまった。
**(やれやれ……)
 裕介さんは憮然としていたけれど、映画が始まると、窮屈なことも忘れて、テレビ画面に映る物語の世界を夢中になって観ていた。


 夜中、映画を観終わった私は、いったん部屋に戻ったけれど、寝付けなくなってしまい、キッチンにやってきた。冷蔵庫を開けて、ミネラルウォーターを飲んでいると、背後で声がした。
??「眠れなくなっちゃったの?」
**「あ、裕介さん……」
 振り返ると、裕介さんが立っていた。
**「そうなんです。なんだか目が冴えちゃって」
裕介「オレも」
**「さっきの映画で興奮しすぎちゃったのかもしれません」
裕介「**ちゃん、泣いてたしね」
 暗がりの中で裕介さんが微笑み、私の頬に手が伸びた。
裕介「眠れないなら、俺の部屋で一緒に寝よっか?」
**「えっ……」
 裕介さんに見つめられて、ドキリとした。


 A:裕介の部屋に行く
 裕介さんが私を見て微笑んだ。
裕介「話し相手が欲しいなって思ってたとこ」
**「はい」
 
 B:自分の部屋に戻る
 私は裕介さんを見て微笑んだ。
**「でも、明日の朝、早いから……部屋に戻ります」
裕介「オレが目覚ましの代わりに起こしてあげるから、大丈夫」


 私は、裕介さんの部屋に行くことにした。


 裕介さんの部屋に入ると、裕介さんは私をベッドに誘った。
裕介「おいで」
 裕介さんと並んでベッドに寝転ぶと、裕介さんは腕枕をしてくれた。
裕介「**ちゃんが、安心して眠れるまでオレが見ていてあげる」
 裕介さんは片方の手で、私のお腹のあたりをポンポンと軽くリズムをとりながら叩いていた。
**(なんだか眠くなってきちゃう……)
 裕介さんの温もりと、安定したリズムに身を任せ、私は心地よく眠りに落ちて行った。


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