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2013/07/11~19までの期間で開催されている、ルームシェア 素顔のカレ for GREEのイベント『小鳥邸♥2人の過ごし方 ~代官山のオアシス~』の清田創一ルート(ネタバレ)です。
ネタバレの意味が分かる方とクリア済みの方のみ、先へお進みください。

シナリオのSS画像は後日UPします。

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↓以下、ネタバレ↓




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■…ヒロイン ■…創一 ■…千尋 ■…裕介 ■…文太 ■…大輔 ■…和人 ■…なずな ■…桃 ■…アキオ
清田創一ルート Stage 1 『2人の畑作業』

1/5



 ある休日――。ぽかぽかと午後の陽射しが差し込むリビングでくつろいでいると、ダイニングから、美味しそうな匂いが漂ってきた。
**(……これはカレーの匂い?)
 すると、和人さんの声がした。
和人「**、昼飯が出来たから、みんなを呼んできてくれないか?」
**「あ、はい」
朝比奈「……カレーの匂い」
 ソファで昼寝をしていた朝比奈くんがのそのそと起き上がり、私は中庭でハンモックに揺られている文太さんに声をかけた。
**「文太さん! お昼の時間ですよ」
文太「……わかった」
 文太さんは、ハンモックの上で体を起こしてそう言った。
**(みんなを探しに行かなくちゃ)
 リビングを出て、ちょうど部屋から出てきたところの裕介さんに声をかける。


takanashi-passage01.jpg
**(千尋さんは、アトリエかな……)

 ピアノの音に誘われて、アトリエに行き、菊原さんにもお昼ご飯の準備が出来たことを告げた。
**(後は創一……)
 中庭、アトリエ、お風呂場を見て歩いたけれど、どこにもいない。
**(小鳥邸って、意外と広いな……)
 静かな廊下を歩きながら、あちこち見渡した。
**(まだ寝てるのかも……)
 私は創一の部屋の前まで来て、扉をノックした。
**「創一? ……お昼の時間だよ?」
**(返事がない……)



 そっと扉を開けて部屋の中を覗くと、創一は陽射しの当たるベッドの上で眠っていた。
**(もうお昼だっていうのに……)
 近くに寄って顔を覗き込むと、気持ちよさそうに熟睡している。
**(可愛い顔して眠ってる……)
 微笑んで見ていたら、突然、創一が目を覚ました。
清田「うおっ!」
**「うわっ!」
 創一が急に飛び上がって驚いたので、私の方も驚いた。
清田「なんだ、お前か」
**「なんだとは、なによ……」
 私が頬をふくらましてむくれると、創一が頭をかきながら笑った。
清田「まあ、そんなに悪くない目覚めだな」
 私はむくれながらもくすっと笑い、創一に言った。
**「お昼が出来たよ」
清田「ああ」
 創一はベッドから起き上がり、二人で一緒にダイニングへ向かった。


2/5


 創一と私がダイニングの席に着くと、みんな揃っていた。
和人「それじゃ……」
みんな「いただきます!」
 テーブルの上に並んだ料理を前に、みんなでそう言って食べ始めた。
文太「カズさんのカレーはいつ食べてもサイコー」
裕介「カレーも美味しいけど、このサラダもパリッとしてみずみずしいね~!」
和人「それは、庭で取れたレタスだ」
菊原「ちょうど食べごろですね」
和人「そうだろ?」
 和人さんが満足そうに頷いた。
 私は向かいの席に座っている、創一を見ていた。
 もりもりとサラダを頬張り、美味しそうに食べいている。
**(さっきの創一の寝顔、かわいかったな……)
 ふと、ミニトマトを頬張った創一と目が合った。
清田「?」
 創一が私の視線に気が付いて、「なんだ?」という顔で目を合わせた。
**(ちょっと考え事してただけ……)
 すると、その様子を見て裕介さんが言った。
裕介「あ。今、創ちゃんと**ちゃん、無言で会話してたでしょー」
裕介「アイコンタクトってやつ?」

**「べ、別に見てなんかいないですよ」
 裕介さんに冷やかされて、私は慌てて否定した。
清田「裕介さん、くだらねーこと言ってっと、から揚げ食べちゃいますよ」
裕介「あっ! それ! オレのトッピング!」
 裕介さんと創一がから揚げの取り合いをしていると、ふいに和人さんが言った。
和人「そういえば……今日は午後から用事があって、夜まで家を空けるのだが……」
裕介「あっ、オレも、午後から大学で集まりがあるから、昼飯食べたら直ぐ出る」
朝比奈「オレも今日はバイトなんで……」
菊原「俺も出かける」
和人「てことは……創一と**、留守番頼むぞ」
清田「えっ?」
和人「家のこといろいろ頼むな」
清田「色々ってなんすか……」
和人「畑の野菜を収穫したいと思ってたところなんだ」
 和人さんが、私と創一を見てニコッと笑った。


3/5


清田「昨日雨降ったから、畑の土、ドロドロなんじゃないですか……?」
 創一はあまり乗り気でないようだった。
**(畑仕事かぁ……)


 A:楽しそう
**(楽しそう……)
 B:苦手だな
**(虫とかちょっと苦手だな……)
 私は一瞬、返事に詰まった。
和人「物置に作業着があるからそれを着るといい」
和人「獲った野菜は食ってもいいからな、今が食べ頃だから美味いぞ」

**(でも、意外と楽しいかも……)


**「はい。わかりました」
清田「肉体労働って苦手なんすよ……」
 創一は、最後まで生返事だった。


 お昼ごはんを食べ終わると、みんなそれぞれ出かけて行き、小鳥邸には私と創一だけが残された。リビングのソファで創一はテレビのチャンネルを変えながら寝転んでいた。
清田「あーあ。テレビどれも面白くねぇ」
**「ねぇ、和人さんにもお願いされたことだし、畑に行こうよ」
清田「泥だらけとか、そういうの勘弁してくれ」
**「今日は雨があがって、天気もいいよ。たまにはこういうのも楽しいかもよ? 野菜採りに行こう! ね?」
 創一の腕をひっぱってそう言うと、観念したのか、しぶしぶと立ち上がった。
清田「しょーがねーな……作業着ってどこにあんだよ」
 そうして、私たちは二人で作業着を探しに行った。


 小鳥邸の物置の前に立ち、私は思いっきり引き戸を引いた。
**「和人さん、この中に作業着があるって言ってたけど……。あれ……?ぜんぜん扉が開かないんですけど」
 引き戸の立て付けが悪く、ガタガタ言って、一向に戸が開かない。
 戸を引きながら悪戦苦闘していると、創一が肩を掴んだ。
清田「ちょっとどいてみろ」
**「?」
清田「こうやりゃいいんだよ」
 創一の大きな背中が私の目の前に来て、引き戸を少し浮かせて開くと、簡単に開いた。
**(へえ……凄い……)
清田「うわっ。なんだこの荷物……」
 扉が開くと、薄暗い物置の中に、所狭しと埃をかぶった荷物が置いてあった。
清田「埃くせー」
 顔を手で覆いながら、しめった物置小屋の中に、おそるおそる足を踏み入れる。
**「作業着なんてどこにあるんだろう……」
清田「いてっ」
 狭い物置の中をうろうろしていたら、創一に頭がぶつかった。
清田「おい、お前。狭いんだからもう少し気を付けて歩けよ」
**「あ、ごめ……きゃ!」
 謝ろうと思ったら、今度は足元に置いてある物につまずいた。
**(……転ぶ!)


4/5


**(えっ!)
 怖くて目をつぶった瞬間――。ふわりと体が宙に浮いた。目を開けると、創一の腕に抱きかかえられていた。
清田「ほらな、言わんこっちゃない」
 創一は呆れ顔で私を抱きとめた。腕の中で目が合い、私は恥ずかしくなって視線を逸らした。
**「あっ!」
清田「なんだよ、今度は」
**「ツナギ!」
 足元のダンボールに『ツナギ』と文字が書かれてある。
 創一が、ダンボールを引っ張りだして蓋を開ける。
清田「あったぞ」
**「ほんとだ!」
清田「仕方ねぇな、せっかく見つけたし着替えて畑行くか」
**(なんだかんだ言って、やる気になってくれたのかな……)
 私は嬉しくなって微笑んだ。


 作業着に着替えて、二人で畑に来た。
**(うわぁ……野菜が沢山なってる)
 中庭にある畑は小さいが、和人さんがよく手入れをしていて、いろんな野菜を育てていた。雨上がりの畑に立つと、足元から土の香りがする。私は思い切り深呼吸をした。
**(なんだかこの匂い、どこか懐かしい……。都会で土の匂いなんて嗅げないもんね)
**「代官山なのに畑の土の匂いがするなんて、ちょっと凄いよね」

清田「きっと小鳥邸くらいだろうな」
 創一はそう言って、辺りを見渡した。
清田「お。美味そうなトマトがなってるな」
**「きゅうりも出来てる!」
清田「あれはなんだ?」
**「人参じゃないかな」
 二人とも、言うより早く畑に入って収穫を始めた。
清田「こうしてみると、畑ってのも新鮮だな」
**「創一はあんまり中庭に来ないの?」
清田「いや、そういうわけじゃねーけど。畑なんてあんまり気にしたことなかった」
 私はおいしそうなきゅうりをもぎながら、創一に言った。
**「ねえ、今日は畑で採れた野菜で晩御飯作ろうよ」
清田「そうだな」
 それから二人で、トマトにナスやとうもろこしの収穫をした。
清田「意外に綺麗に出来るもんなんだな」
 もいだミニトマトをぱくりと口に創一が入れた。
清田「うめー」
 あまりにおいしそうに食べるので、私も真似してトマトをもいで口に入れた。
**「ほんと、甘くておいし~!」
 私たちは新鮮なトマトを味わいながら微笑み合った。

 収穫が終わると、二手に分かれて草むしりを始めた。


5/5


清田「おい、**」
 名前を呼ばれて振り向いて、私は思わず声をあげた。
**「ぎゃ!」
 創一が私の目の前に、みみずをかざしてニヤッと笑っていた。
**「ひどい!」
**(人をからかって楽しんで……ちょっと怒ったふりしちゃお)
**「もう、なんてことするの! みみず苦手なのに……」

清田「おいおい、悪かったって。そんなに怒るなよ……」
 怒ってうつむいた私の顔を創一が覗き込んだ。
**(よ~し、今だ……!)
 私は傍に落ちていたリアルなカエルの玩具を手のひらにのせ、創一の目の前に差し出した。
清田「うおっ!」
 創一がビックリして、後ずさった。
清田「……?」
**「さっきの仕返し」
 私は驚いた創一の顔を見て、思わずおかしくなって笑い出した。
清田「お前……!」
 創一は、泥だらけの手で私の顔を触ろうとした。
**「きゃあ! やめてよ!」
清田「お前に仕返しされて黙ってる俺じゃねーよ」
 創一に腕をつかまれ、応戦していたら、足がつるっと滑ってしりもちをついた。
**「きゃ!」
 運悪く、尻もちをついた場所はだいぶぬかるみのひどい場所だった。泥だらけになった私を見て、創一が吹き出す。
清田「自分でドロだらけになってやんの」
**(あ~あ……ほんと、泥だらけ)
清田「顔にまで土がついてるぞ」
 創一がホッペを指さして言った。
**「えっ? うそ?」
 私は慌てて自分の頬を触った。
清田「嘘だっつの。だっせぇな、お前自分の泥だらけの手で触ったからすげぇ顔になってんぞ」
**「もう!」
 私は煽ろうとしたけれど、なんだかおかしくなって吹き出した。
 すると、創一も一緒に笑っていた。
**「なんだかんだ言って、創一、結構楽しそうじゃん」
 創一が一瞬きょとんとした。
清田「まあ、こういうのも悪くねえな」
 午後の陽射しの中で、創一は笑っていた。


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