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2013/07/11~19までの期間で開催されている、ルームシェア 素顔のカレ for GREEのイベント『小鳥邸♥2人の過ごし方 ~代官山のオアシス~』の菊原千尋ルート(ネタバレ)です。
ネタバレの意味が分かる方とクリア済みの方のみ、先へお進みください。

シナリオのSS画像は後日UPします。
RS-event201307_2_chihiro.jpeg
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↓以下、ネタバレ↓


……空気を読めないお子様ヒロインのうざさは異常。




RS-event201307_2_banner.gif  
■…ヒロイン ■…創一 ■…千尋 ■…裕介 ■…文太 ■…大輔 ■…和人 ■…なずな ■…桃 ■…アキオ
菊原千尋ルート Stage 2 『閉じ込められた2人』

1/5



 千尋さんと私は地下室に閉じ込められ、扉の前でなす術もなく立っていた。
**(どうしよう、こんなのことになるなんて……。しれにアトリエにはもう誰もいなかったし……)
**「誰か! ……聞こえますか!」
**(ダメだ……外には聞こえない)

 私は扉を叩いてみたが、小鳥邸まで届くはずもなかった。
千尋「大丈夫、朝食に二人揃って現れなければ、誰かが探しに来るだろう……」
 千尋さんはこんな時も、いたって冷静に状況を受け止めている。そんな冷静名千尋さんを見て、私は少し心が落ち着いた。
**(一人じゃなくてよかった……)
 千尋さんは地下室で一夜を明かすと腹を決めたようだった。
 しばらく話すこともなく、二人で黙っていた。
千尋「こうやって、二人きりになるのも久しぶりかもな……」
 静まり返った地下室で、千尋さんがポツリと呟いた。メガネの下のクールな瞳がまっすぐに私を見ている。
 目が合うと、私はドキリとした。
**(そんな風に見つめられると、いつも、何もかも見透かされてるような気持ちになる……)
**「そうですね……」

 心の奥まで見られているようで、逃げ出したいくらい恥ずかしい気持ちがするけど、地下室に二人きりで閉じ込められ、どこにも逃げ場のないことを改めて感じた。
千尋「そういえば……なんであの時、手を離したんだ?」
**「えっ……?」
 映画を観ている途中で、千尋さんが私の手を握って来た時のことを思い出した。
**「す、すぐそばに、裕介さんもいたし……誰かに見られたら恥ずかしいと思って……」
**(別に、嫌だったわけじゃないんだけど……)

 私は悪い事をしたわけじゃないのに。なぜだかしどろもどろになって答えていた。
 千尋さんはフッと口元で笑うと、私に近づきスッと手を伸ばした。
**(えっ……)
 千尋さんは私の後ろの壁に片手をついて、目の前に顔を寄せた。
千尋「あれくらい見られたって大丈夫だと思うけど?」
 千尋さんの静かに澄んだ目が、メガネの下で刺すように私を見ている。
**「でも……」
**(ほんとに恥ずかしかったから……)

千尋「もっと凄いことしてるなら別だけど……」
**「な、なに言ってるんですか……千尋さんの意地悪」
 私は小さく呟きながら、恥ずかしくて、思わず顔をそむけた。


2/5


 千尋さんは、顔をそむけた私の耳元に口を寄せて囁いた。
千尋「逃げられるなら、逃げてごらん……?」
千尋「どっちみに、この部屋からは出られないよ」

**(千尋さんて、いつもこうやって私をからかって楽しんでる……)
 私は胸の鼓動が大きく高鳴るのを感じた。
 千尋さんの両手が、壁について私を囲んでいる。
**(どうしよう……追い込まれた)
 床についた私の手から、冷えたコンクリートの感触が伝わってくる。


  • A:逃げる
    **(これじゃ逃げられっこない……)
     私は追い詰められて、うつむいた。
     すると、あることをひらめいた。
    **(よーし、たまには仕返ししてもいいよね)
     私はスッと千尋さんのメガネを外すと、千尋さんの腕の中から抜け出した。
     私は千尋さんのメガネを手にして離れ、ちょっと得意気に微笑んだ。
    **「いつも意地悪されてるから、仕返しです」
    **(フフ……千尋さん怒るかな? でも、慌てる千尋さんもたまには見てみたいな)

     と、思ったのも束の間、千尋さんは落ち着いた様子でフッと微笑んで髪をかきあげた。
    千尋「油断してたな……」
     そう言った瞬間、私の両手を掴んで、引き寄せた。あっという間に、私は両手を掴まれたまま壁に押し付けられた。
    **「!」
    **「……み、見えてたんですか?」

     千尋さんの綺麗な顔が、直ぐ目の前にあった。
    千尋「はっきりとは見えないけど……大体わかる……」
     千尋さんがフッと悪戯っぽく笑った。
    千尋「でも……これぐらい近づかないとキミの顔がよく見えないかな……」
     千尋さんは顔を近づけて話す。
    千尋「メガネをとったってことは、キスして欲しいって……ことだよね?」
     千尋さんが私の顎を持ち上げる。
    **「え……ちがっ……」
     戸惑いを隠せない私を楽しむように千尋さんは微笑むと、私に言い訳をさせないように、強く唇を重ねた。
    **(ち……千尋さん……)
     私は長く熱いキスで口を塞がれ、何もいう事ができない。胸の鼓動がドキドキと高鳴って聞こえるようだった。
     千尋さんの長いキスは、最初は強引だったけど、やがて優しく私を包み込むものへと変わった。
    B:そのままじっとしている


3/5


 千尋さんは顔を離すと、私を見つめた。
千尋「いたずらすると、どうなるかわかった?」
**「……はい」
 千尋さんは小さく微笑み、長く綺麗な指で私の頭を撫でた。
 私の手からメガネをとって顔にかけると、いつものクールな千尋さんに戻った。
**(……びっくりした)
 千尋さんにキスをされた感触が、まだ、熱を持って私の唇に残っていた。


 それからしばらく、二人で床に並んで座り朝が来るのを待った。
**(久しぶりに二人きりになれたのはいいけど、地下室に閉じ込められるなんて……)
 物音一つしない地下室は、時計もない。
 私は隣にいる千尋さんに尋ねた。
**「今、何時くらいでしょうか?」
千尋「あれからそんなに経ってないと思うが……」
 私は眠気に襲われ、思わず欠伸が漏れていた。眠い目をこすっていたら、千尋さんが私の頭を寄せて、自分の肩にもたれかけさせた。
**「?」
千尋「一睡もしてないんだろ? 少し眠った方がいい」
**(……千尋さんは本当に優しいな……)
**「はい……」

千尋「……こっちにおいで?」
 私は頷いて、千尋さんに身を寄せると、微笑みながら目を閉じた。
**(千尋さんと一緒にいると安心する……)
 千尋さんの温もりを感じながら、いつの間にか眠りに落ちていた。


4/5


 数時間後――。地下室の扉が、ガタガタと音を立てて鳴り出した。
千尋(誰か……来たのか……?)
 千尋は咄嗟に目を覚ました。すると、扉が開いて裕介が現れた。
 裕介は、地下室にいる二人を見て、驚いた顔で立ち尽くしている。
裕介「あれ? なんでちーちゃんと**ちゃんがここに?」
 **は、千尋の隣ですやすやと寝息を立てて眠っていた。
千尋「昨日、探し物をしに来たら、そのままドアが開かなくなってな……」
裕介「そっかー。ごめん」
裕介「ここのドア、鍵が壊れてたんだけど、皆に伝えるの忘れてた」

千尋「そういう大事なことは先に言ってくれ」
 千尋は小さなため息をつくと、眠っている**を起こさないように、そっとお姫様抱っこをして抱え上げた。


 千尋は、**を抱きかかえたまま、アトリエの廊下を裕介と並んで歩いた。外はまだ、朝にはなっておらず、小鳥邸の灯りも消えていた。**は、千尋の腕の中でぐっすりと眠っている。
千尋「よく気がついたな」
裕介「実は、眠れなくてアトリエに来たら、地下室へ続く廊下の電気がついててさ」
裕介「おかしいなって思ったんだよね」

千尋「朝まで待つしかないと諦めてたよ」
 裕介は、千尋の腕の中で眠る**の顔を覗き込んだ。
裕介「それにしても、閉じ込められた割には、すごく安心した顔して眠ってるね」
 千尋も**を見ると、**は千尋の服をぎゅっと握ったまま眠っている。


5/5


 千尋は**が愛しく思えて、フッと微笑んだ。
裕介「ちーちゃんと一緒にいるからだろうね」
 裕介の言葉は嬉しかったが、千尋はクールを装っていた。
裕介「それじゃ、オレは部屋に戻るから」
千尋「ああ。おやすみ」
裕介「おやすみ」
 裕介と別れると、千尋は**を抱きかかえたまま、**の部屋に向かった。


 千尋は**の部屋の扉を開けて中に入った。
千尋「おやすみ、**」
 **をベッドの上にそっと横たえ、そう呟いた。


 柔らかい感触に私はそっと目を覚ました。先程の冷たい床ではなく自分のベッドにいることに気付く。
 ふと薄暗い中を見ると、千尋さんの顔がぼんやり見えた。
**(千尋さん……!? それのここ……私の部屋だよね? まだ夢を見てるのかな……)
 眠い目をこすろうとすると、千尋さんがそっと離れようとしていた。
**「行かないで……」
 思わず声に出してそう言って手を伸ばし、千尋さんの服の袖を掴んだ。
**「もうちょっと千尋さんと一緒にいたい……」
 私は、再び眠気に襲われ、まぶたを閉じた。
 千尋さんは、少し驚いた顔で立ち止まった。
千尋「起きている時も、そのくらい素直だったらな……」
 フッと微笑むと、私の横に横たわり、添い寝をした。

 まだ日が昇らない薄暗い中、お互いの温もりを感じながら、二人は夢の世界を一緒に過ごすことにした。



Happy End.

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