FC2ブログ



上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



2013/07/11~19までの期間で開催されている、ルームシェア 素顔のカレ for GREEのイベント『小鳥邸♥2人の過ごし方 ~代官山のオアシス~』の菊原千尋ルート(ネタバレ)です。
ネタバレの意味が分かる方とクリア済みの方のみ、先へお進みください。

シナリオのSS画像は後日UPします。
RS-event201307_2_chihiro.jpeg
・GREE: 通常携帯からの仲間申請はコチラスマートフォンはコチラ



↓以下、ネタバレ↓


……ヒロインの言動が一々うざくてイライラします☆




RS-event201307_2_banner.gif  
■…ヒロイン ■…創一 ■…千尋 ■…裕介 ■…文太 ■…大輔 ■…和人 ■…なずな ■…桃 ■…アキオ
菊原千尋ルート Stage 1 『暗闇の中で……』

1/5



 最近、千尋さんも私も忙しくて、一つ屋根の下に暮らしているのにすれ違いが続いている。
**(最近ゆっくり千尋さんと二人で話す時間がないな……)
 今日は仕事が早く終わったので、真っ直ぐ家に帰り、キッチンで晩御飯を作る和人さんの手伝いをしていたけれど、気がつけば、千尋さんのことばかり考えていた。
 中庭の畑でとれた野菜で作ったサラダをお皿に盛り付ける。
**「和人さん、サラダは何人分よそりますか?」
和人「今日は全員揃うはずだから、みんなの分用意してくれ」
**「わかりました」
**(全員……ってことは、千尋さんも一緒に食べれるんだ)


 嬉しくて微笑みながらサラダをよそっていると、いち早く裕介さんがダイニングにやってきた。
裕介「あ、**ちゃんがエプロンしてる~」
**「えっ? ……あ、これですか? 服が濡れちゃうと思って」
裕介「すごく似合ってるよ!」
 裕介さんは微笑むとキッチンの方へ向かっていき和人さんに声をかけた。
裕介「あ、そういえば和にい、アトリエのドアが壊れてたよ」
和人「おお、そうか。明日休みだから直しておく」
和人「他の奴らにも壊れてる事伝えとけよ」

裕介「了解~後で伝えとく~」
**(そうだ、明日はお休みなんだよね。千尋さんもお休みかな……)
 ふと、そんな事が頭に思い浮かぶと、和人さんか私を呼んだ。
和人「**おかずも運んでくれ」
**「あ、はーい」
 和人さんのおいしそうな料理をテーブルへ運んでいると、扉の開く音がした。
 リビングの方へ目を向けると、千尋さんの姿が見える。
**(あっ千尋さんだ!)
 千尋さんはダイニングにいるエプロン姿の私を目にとめた。
千尋「ただいま」
**「おかえりなさい」


2/5


 リビングに歩いて行って、千尋さんに微笑んだ。千尋さんは私を見ると、少し意外だという顔をした。
千尋「**も帰ってたのか……今日は早いな」
**「今日は仕事が早く終わったんです。……あ、もうすぐ、ご飯出来ますよ」
千尋「わかった、部屋に荷物おいてくる」
**「はい」
 千尋さんは、ソファの上に置いた荷物をとりながら、私の耳元に顔を寄せてこっそり囁いた。
千尋「今日の夜、時間があったら俺の部屋へおいで」
**「……?」
 胸の奥がドキリとした。
 私は驚いて千尋さんを見ると、千尋さんは小さく微笑んで、何事もなかったように部屋を出て行った。一瞬の出来事だったけど、急に誘われ、頬が赤くなっていくのがわかった。
和人「相変わらず、仲がいいんだな」
 振り返ると和人さんがこちらを見て微笑んでいた。
**(さ、さっきのやりとり見られてたんだ!)
**「そ、そうですか?」

 私は恥ずかしさをごまかすようにダイニングの方へ向かった。
**(今度は気をつけなきゃ。でも……久しぶりに千尋さんと二人きりで過ごせるんだよね……)
 リビングでは嬉しそうに微笑む**の横顔を見た和人が笑っていた。



 夕食が終わると、みんなか席を立ちリビングでくつろぎ始めた。
千尋「ご馳走様」
 千尋さんも食事を終えて席を立った。
**「ご馳走様でした」
 私も席を立ち、流しに食器を運んで部屋へ戻ろうとした。
 久しぶりに二人きりで過ごせる事に、嬉しい気持ちを抑えながらリビングを通りかかった時、ソファに座っていた文太さんが裕介さんに話し掛けた。
文太「ねえ、ユウくん、さっき話してた映画のDVDこれから観ようよ」
裕介「あ、これのこと?」
裕介「……そうだね。観ようか」

 裕介さんはテーブルに置いてあるDVDを取る。
清田「ん、何を見るんだ?」
清田「あ! そのDVD持ってたんですか?」

裕介「実は……昨日買って来たばかりなんだよね~」
裕介「そっかー創ちゃんも見たいのか~」

 裕介さんは自慢げに清田さんに見せびらかしている。


3/5


裕介「それじゃ、みんなで映画鑑賞会でもしない?」
朝比奈「……いいですね」
清田「はやく見ようぜ」
 すると、裕介さんは私を見て言った。
裕介「**ちゃんも、ね、いいでしょ?」

  • A:観る
    **「私は……」
    **(千尋さんと二人きりで過ごすつもりだったんだけどな……)

     チラッと千尋さんの顔を伺い見ると、千尋さんは小さく頷いた。
    **(今日のところは、みんなと一緒に映画を観た方がいいみたい)
    **「それじゃ、私も一緒に観ます」
  • B:観ない
    **「私は……今日は遠慮しようかな……」
    **(千尋さんと二人で過ごすつもりだったから……)

    裕介「そっか~」
     残念そうな顔をしている裕介さんを見ると申し訳ない気持ちになる。
    **「えっと……」
     なんて答えようか迷っていると、千尋さんが言った。
    千尋「せっかくだから一緒に観たら?」
    **「えっ? ……あ、はい。それじゃ私も一緒に」


裕介「ほんと?」
裕介「やったね。ちーちゃんも参加するでしょ?」

 裕介さんが千尋さんを見て言った。
千尋「あぁ、参加するよ……」
 全員参加で、食後に映画鑑賞会をすることになった。


 リビングの明かりを消して、小鳥邸映画鑑賞会が始まった。
 それぞれが、観やすい位置に座り、ポップコーンやお酒を手に映画が始まるのを待っていた。
**(私はここで観よっと)
 一番後ろにある、ソファに座ると、千尋さんがやってきて、私の隣に座った。
**「?」
 千尋さんは、背もたれに寄りかかり座っていた。
 千尋さんを直ぐ隣に感じながら、みんなの背中越しにテレビ画面が見える。
**(二人きりじゃないけど、こういうのもいいよね……)
 私は微笑んで、映画が始まるのを待っていた。
 映画が始まり、夢中になって観ていたら、スッと私の手に手が重なった。
**(ち、千尋さん……!?)
 千尋さんの顔を見ると、何食わぬ顔で映画を見ている。


4/5


**(みんながいるのに……)
 恥ずかしくて、そわそわとしている私に比べ、千尋さんはいたって冷静にしている。私がスッと手を移動させると、今度はさらに千尋さんは強く手を握り指を絡めてきた。
**(みんなに見られたらどうしよう……。それにさっき和人さんに見られたばかりだし……)
 千尋さんの長くて綺麗な指が、私を掴んで離さない。胸の鼓動がドキドキと高鳴った。
**(バレたらどうするんですか……?)
 私は横を向いて、千尋さんに小声で言おうとしたら、千尋さんは私の唇の前に人差し指を立てた。
**「!?」
千尋「……」
 無言で「シー」と唇を尖らせた。
**(このまま?)
 メガネの奥の澄んだ瞳を近くに見て、私の胸がドキドキしていた。
**(って、ダメだって……)
 繋がれた手を離したくはなかったが、私はスッと離すとテレビ画面に向きを変える。
 隣ではクスッと笑い声が聞こえた。
**(もう……千尋さんったら、絶対楽しんでる……)
 私は落ち着こうと映画に集中しようとするが、胸の音が激しさを増していた。チラッと横目で千尋さんを見ると、何事もなかったように映画を見ている。
 結局、私は映画に集中することができなかった。


 映画が終わり、その後お風呂に入って自分の部屋に戻ると夜の12時を過ぎていた。
**(今日も千尋さんと二人で過ごせなかったな……)
 ベッドに横になると、ふと千尋さんとのやりとりを思い出す。
**(そういえば、部屋においでって言ってたけど……こんな時間に行くのは……。でも明日千尋さんはお休みなのかな?)
 眠ろうとしたけど、どうしても気になって眠れそうにない。私は、思い切って千尋さんの部屋を尋ねてみることにした。


 パジャマ姿で千尋さんの部屋の前に立ち、緊張気味にノックをした。
**(もう眠っちゃったかな……)
 耳を澄ますと、扉の向こうは静まり返っていた。すると、朝比奈くんが通りかかって私を見た。
朝比奈「千尋さんなら、さっきアトリエで見ましたよ」
**「あ、そうなんだ。ありがとう。おやすみなさい」
朝比奈「おやすみなさい」
**(アトリエに行ってみよう……)
 朝比奈くんは自分の部屋に入り、私はアトリエに向かった。


 廊下を抜けて、アトリエにやって来ると、扉を開いて、中に入った。
**「どこにいるんだろう……?」
 静まり返ったアトリエの中に立ち、辺りを見渡した。
**(静かだなぁ……。あ、そうだよね。もう12時過ぎてるしみんな寝てるか……)
 部屋に帰ろうとしたら、地下室に続く廊下の明かりがついているのに気がついた。
**(地下室……?)
 私は地下室に続く階段を、静かに下りて行った。


5/5


 地下室の扉は少しだけ開いていて、中から明かりが漏れていた。
**(誰かが明かりを消し忘れたみたい……)
 扉を開いて中に入ると、目の前にさらに下へと降りる螺旋階段があった。
 階下で微かに物音がしたような気がした。
**(……誰かいるのかな?)
 螺旋階段を下りようとしたら、背後でパタンと扉が閉まった。一瞬、音に驚いたけれど、階下のことが気になって、そのまま私は階段を下りて行った。
 すると、階段を下りる足音に、階下で探し物をしていた千尋さんが振り返った。
千尋「誰?」
**「千尋さん、ここにいたんですね」
 階段を降りて、暗がりから顔を出した。
千尋「キミか……ああ。ちょっと探し物をしててね」
 地下室には、絵画や石膏、みんなの作品、古い家具、誰かの旅行のお土産まで、いろんなものが所狭しと置いてあった。
 私は物珍しくて、辺りを見渡した。
千尋「……もしかして、俺を探しに来たの?」
**「え?」
 私はなぜか、さっき映画を見ている途中で手を握ってきた、千尋さんのことを思い出した。
**(今日は二人で一緒にいたかったなんて言えないな……)
千尋「顔にそう書いてある」
 私は頬に手をあてた。
千尋「本当にわかりやすいな……」
 千尋さんはクスッと笑うと階段へ向かう。
**「もう……。ところで探し物は見つかったんですか?」
千尋「いや、ここにはないみたいだ……」
千尋「今日はもう部屋に戻ろう」

**「はい」
 千尋さんは、螺旋階段を上り、私も後に続いて地下室の扉の前までやってきた。
 千尋さんがドアノブに手をかけて、扉を押した。
千尋「ん? おかしいな……」
**「どうかしたんですか?」
 私は千尋さんの後ろからそっとドアの覗いてみる。
千尋「あぁ、どうやら扉が開かないようだ……」
 ガタガタと何度も試してみるが、扉はビクともしない。
**「あ! ……すみません、実は……その……」
 私は夕食の準備の際に、裕介さんが話していた事を思い出した。
千尋「どうした……?」
**「夕方……裕介さんが和人さんにアトリエの扉が壊れてるって言ってました……」
千尋「なるほどね。どうりで開かないわけだ……」
**「すみません、すっかり忘れていました」
 千尋さんは「大丈夫」と微笑むと頭をポンと撫でてくれた。
千尋「……にしても中から開けるのは無理みたいだ……携帯持ってる?」
**「部屋に置いてきちゃいました」
千尋「そうか……すまない、俺のも部屋に置いてきてある」
**「そうですか……」
**(ってことは、閉じ込められたってこと? ……どうしよう)

 私は不安になって、千尋さんを見た。
 真夜中の小鳥邸はしんと静まり返っていた。もうみんな、眠っているに違いない。
 なす術もなく、二人で開かない扉の前に立ち尽くしていた。


 << PrologueStage 2 >>

関連記事
Copyright © コードネームはHeeroYuy(ヒイロ ユイ). all rights reserved.
Template by nicola*
Custom by Heero=Yuy

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。