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『ルームシェア 素顔のカレ』のソーシャルゲーム(GREE&mobage)版、清田創一ルート・Episode:5のネタバレ。 プレイ中のヒロイン名は**、ペット名はブラン。
SS画像内のヒロイン名は未修正ですので、他人の名前に抵抗がある方は閲覧をお止めください。

画像満載なので、ページ表示に時間がかかる場合があります。




⇣⇣ 以下、ネタバレ ⇣⇣



■…ヒロイン ■…創一 ■…千尋 ■…裕介 ■…文太 ■…大輔 ■…和人 ■…なずな ■…桃 ■…アキオ ■…砂原 ■…小早川

清田創一・Episode:5 『やけっぱちデート』
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 駆けつけた清田さんは、肩で息をしていた。
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創一「……なんか用?」
 呼吸を整えなから、驚いた様子の男たちをジロリと見た。
男A「チッ……何だよ」
男B「行こうぜ」
 清田さんが睨みつけると、男たちは逃げるように去っていった。
**(よかった……)
 彼らが見えなくなると、清田さんはやれやれとため息をつく。
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創一「お前、何やってんだよ。はぐれて迷子とか、ホントにガキじゃねぇんだから。しかも、あんなのに絡まれてるし……」
**「ご、ごめん」
 いつもなら言い返すのに、その時はつい謝ってしまった。
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創一「……」
**(清田さんが来てくれて助かった……)
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創一「ったく。行くぞ」
**「うん……」
**(今度こそはぐれないようにしなきゃ)

 反省していると、清田さんが歩き出した。私もその後を追う。でも。
**「いっ……」
**(だめだ、足……)

 鋭い痛みに、思わず立ち止まってしまった。
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創一「……?」
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創一「何だお前、どっか痛いのか?」
**「足が、ちょっと……少しゆっくり歩いてもらってもいい?」
**(迷子になった上にこれじゃ、怒られるかな……)

 そう言うと、清田さんは眉間を寄せた。
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創一「それではぐれたのか……なんで早く言わなかったんだよ」
**「ごめん、怒られるかと思って……」
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創一「は? 別に、足が痛いのはお前のせいじゃねぇだろ」
 清田さんはしゃがみこんで、すっと背中を向けた。
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創一「ほら、乗れよ」
**「えっ!?」
**(ま、まさかおぶってくれるつもり……?)
**「そ、そんなの無理だよ。重いよ!? それに浴衣だし……」

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創一「んなこと言ったって、歩けないんだろ。どうやって帰るんだよ」
**「や、歩けるよ! 歩ける歩ける……っ!」
 そう言って、試しに一歩踏み出してみる。
**(痛っ……! やっぱちょっと無理かな、どうしよう)


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創一「強がんなよ」
**「……」
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創一「とりあえず、裕介さん達に電話しとくか」
 清田さんはそう言って、電話をかけ始めた。
**(みんなも待たせちゃったなぁ……)
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創一「……わかりました。じゃあ、そうします」
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創一「……おい、家に帰るぞ」
**「えっ!? みんなは?」
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創一「花火もそろそろ終わるし、駅の方が近いから混む前に帰れって」
**「そっか……その方がいいね、きっと」
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創一「とりあえず、駅までおぶってやるから早く乗れ」
**「ええ!? は、恥ずかしいよ! 浴衣だし……」
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創一「暗いから見えねぇよ。駅の近くにコンビニもあるし、とりあえずそこまでは移動した方がいいだろ」
**「そ、そっか、絆創膏とか買えば何とかなるかも……」
 そう言われて、私は結局清田さんにおぶってもらうことになった。


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 人ごみを避けて、ゆっくり駅に向かう。
**「……重くない?」
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創一「そりゃ重いだろ。人間一人分くらいは」
**「や、やっぱり降りるよ」
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創一「うるさい、ちゃんと掴まってろ。落ちるぞ」
**「……う、うん……」
**(うう、恥ずかしい……)

 おんぶされることなんてまず無かったので、やけに緊張する。
**(……でも背中、あったかいなぁ。広いし、男の人だもんね)
 そう考えると、余計恥ずかしくなった。
**(あ、でも清田さんは私のこと、女と思ってないはず……)
 そう思ったとき、清田さんがポツリと呟いた。
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創一「ったく、めんどくせぇ女……」
**「えっ」
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創一「足、気付かなくて悪かったな」
**「……ううん」
**(清田さんが謝るなんて……。それに私のこと、『女』って言った……?)



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創一「……」
**「……」
 なんとなく気まずくて、私も清田さんもじっと黙り込む。
 後ろの方で花火があがるたびに、心臓が高鳴る。
**(このドキドキって、花火の音のせいだよね……?)
 清田さんは何も言わない。
 鳴り響く花火と鼓動を聞きながら、私はただその背中にしがみついていた。



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 次の日。
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桃「せーんぱい! ランチ行きましょう」
**「オッケー、ちょっとまってね……これでよし、と。行こっか!」


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 一緒にお昼ごはんを食べていると、桃が質問してきた。
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桃「あの、先輩。昨日って、花火大会行きました?」
**「え?」
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桃「昨日私、花火大会で清田さんを見かけたんです。でも女の人と一緒で……」
 その内容に、ギクリとした。
**「そ、そうなんだ」
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桃「……あれって、先輩じゃないですよね?」
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桃「なんか似てるような気がしたんですけど」
**(一緒にいるところ、見られたんだ……! 何とかごまかさなきゃ……)
**「やだ、私の訳がないじゃない。それ、多分妹さんじゃないかな?」

 私は、とっさに嘘をついた。
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桃「妹さん……?」
 桃はキョトンとしている。
**「……うん。清田さん、妹さんと花火大会に行くみたいな話、してた気がするから」
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桃「ふぅん、妹さんかぁ……」
 考え込む桃を、私は内心冷や汗をかきながら見つめる。
**(どうか、信じてくれますように……)
 すると、桃はパッと顔を上げた。
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桃「……よかった!」
**「えっ?」
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桃「彼女とかじゃなさそでよかったです!」
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桃「先輩……私、清田さんのこと、好きになっちゃったみたいです」
**「ええっ!?」


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 突然の告白に、私はぎょっとする。
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桃「それで、先輩にお願いなんですけど……」
**「う、うん?」
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桃「お仕事とかで清田さんと会ったら、ダブルデートに誘ってくれませんか?」
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桃「遊園地なんですけど……できれば、先輩にも一緒に来て欲しいんです」
**「ダブルデート……? って、誰と……!?」
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桃「先輩と、私と、清田さんと、もう一人誰かで……」
**「う、うーん……」
**(すごく不安なメンバーな気がする……)

 困る私を、桃は祈るような目で見つめる。
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桃「先輩っ! 一生のお願いです! もうチケットも買っちゃったんです!」
**「ええっ、もう!?」
**(すごい行動力だな……しょうがない)
**「じゃあ、一応言うだけ言ってみるよ……」

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桃「本当ですか!?」
**「うん。その代わり、期待しないでね。私も別に、清田さんとそんなに仲が良いわけじゃないから」
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桃「わかりました、ありがとうございます! 先輩大好きっ」
 桃は本気で嬉しそうだ。
**(つい引き受けちゃった……清田さんが承諾してくれるといいんだけど……)


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**「……というわけで、一緒に遊園地に行って欲しいのですが」
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創一「ハァ!?」
 その日の夜、私は早速清田さんに交渉していた。ダブルデートのことを言うと、案の定、清田さんは目を吊り上げる。
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創一「大体、なんで俺がそんなことに付き合わなきゃいけねぇんだよ」
**「それは、ごもっともなんだけど……お願い! もうチケット買っちゃったんだって。私も『一生のお願い!』とか言われちゃって、とても断れないの」
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創一「んなもん知るかよ……」
 清田さんはうんざりした様子だ。
**「そこを何とか! この通り!」
 私は神頼みのように、両手を合せて頭を下げる。


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創一「……」
**(お願い……!)
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創一「……ああもう! 今回だけだぞ! 二度とそういうの引き受けてくんなよ!」
**「清田さん……!」
**(行ってくれるんだ……!)
**「ありがとう!!」

 お礼を言うと、清田さんはそっぽを向いた。
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創一「マジで、次は無いからな!」
**「うん、今回だけね。約束する。ありがとね!」
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創一「ところで、もう一人はどうするんだよ。お前の会社の奴か?」
 ダブルデートというからには、もう一人男の人が居ないと始まらない。
**「あ、それなんだけど……」
**(一緒に行ってくれる人、いるかな? 家の誰かを誘うか、桃に任せるか……)



 A:誰かを誘う
**「家の誰かに一緒に来てもらえないかなって思ってるの」
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創一「ふーん。ま、それが無難だろうな」
**「だよね。会社の人だと、更に気をつけなきゃいけなくなりそうだし。清田さんの友達、って感じなら自然だよね」
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創一「だな。……で、誰誘うんだよ」
**「うーん……」
**(文太さんや千尋さんは、来てくれる気がしないなぁ……。和人さんは年上すぎて、遊園地とか興味なさそうだし……)

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創一「翔吉はパスな。あいつ、うっかり家のこと言っちまいそうだから」
**「な、なるほど……えーとじゃあ、朝比奈くんは……昼間は寝てるかぁ」
 となると、やっぱり……。
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2人「裕介さん?」
**「だよね」
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創一「だよな」
 B:桃に任せる
**「まだメンバーは決まってなくて。その、桃って子が誰か連れてくるかもしれないし……」
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創一「あぁ? 適当に、家のやつ誰か誘えばいいだろ。これ以上、知らない人間巻き込んだら面倒だ」
**「あ、そっか。バレやすくなっちゃうもんね……」
**(でも、誰なら一緒に来てくれるかな……)
**「……ここはやっぱり、裕介さん?」

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創一「……だな。こんな話乗ってくれそうなの、あの人くらいじゃねぇの」
**「だよねぇ」

 丁度その時、アトリエの方から足音が聞こえてきた。
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裕介「あれ」
 現れたのは、たった今噂していた人物だ。
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裕介「2人して何やってんの? こんな廊下で密会?」
**「裕介さん! いいところに!」
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裕介「え、なになに?」
 戸惑う裕介さんを捕まえて、ダブルデートのことを話す。


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**「……という感じで、清田さんにお願いしてたとこなんです」
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裕介「へーえ、なるほどね」
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裕介「創ちゃん、よく行く気になったじゃん」
**「頼み倒して、今回だけなんとか……」
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創一「俺は大仏かよ……」
**「それで、もしよかったら裕介さんにも来てもらいたいんですけど……」
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裕介「んー、俺? どうしよっかな~?」
**「お願いします! 裕介さんなら頼もしいんです」
 そう言っててを合わせると、彼は途端に笑顔になった。
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裕介「あはは、いいよ。週末ならどうせ暇だし、**ちゃんとデートしたいし?」
**「やった! ありがとうございます」
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裕介「じゃあ、詳しいこと決まったらまた教えてよ」
**「はい!」
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裕介「楽しみだねぇ、創ちゃん」
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創一「俺は憂鬱ですけど……」
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裕介「そう?」
**(よかった、何とか約束を取り付けた!)


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 数日後。打ち合わせで清田さんと顔を合わせた日を狙って、私は桃に声を掛けた。
**「桃、前言ってた遊園地のことなんだけど、上手くいったよ」
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桃「えっ!」
 そう言うと、桃の顔がパッと輝く。
**「清田さんが友達を誘うって言ってたから、もう一人は勝手に決まっちゃうけど、良い?」
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桃「はい! 嬉しいです、ありがとうございます! 先輩……!」
**(こんなに喜ばれると、頼み込んだ甲斐があったなぁ)
 桃は早速、ダブルデートの日時を決めようと言ってきた。清田さん達の都合もあるので、とりあえず来週末あたりに予定を組む。
**「じゃあ、また仕事で会ったら伝えておくね」
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桃「お願いします~!」
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桃「……あ、そうだ」
**「ん?」


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桃「先輩って、彼氏いないって言ってましたよね?」
**「ああ、うん」
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桃「そしたら、合コンしません? 私、お礼にセッティングします!」
**「えぇっ!?」
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桃「えっと、来週はだめだから……」
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桃「急ですけど、今週末は空いてますか?」
**「空いてるけど……別に、お礼なんていいよ」
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桃「いえいえ、お世話になってばかりじゃ悪いですから」
**「う~ん……わかった」
**(まあ、いっか。予定も無いし、行くだけ行ってみても)

 結局、私は桃の申し出を受けることにした。


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 そして、あっという間に週末になった。
海藤「それじゃあ**さんは、その時から今の仕事に興味あったんですね」
**「そうですね、結構昔から好きで……海藤さんはどうですか?」
 私は約束通り、桃がセッティングしてくれた合コンに参加していた。
 その中で、積極的に話しかけて来た一人の男性と話し込む。
海藤「ああ。僕も、小さい時に見たものの影響とかが……」
**(この人、割と話が合うかも。性格的にも良い人そうだし)
 正直、合コンにあまり期待はしていなかったけれど、今日はそれなりに楽しめていた。
幹事「みなさん、ラストオーダーだって!」
**「あ、じゃあそろそろお開きかな?」
海藤「本当だ……。あの、アドレス交換、してもらえますか?」
**「いいですよ。じゃあ、ケータイを……」
 順調に連絡先も交換する。
海藤「あとでメールしますね!」
**「あ、はい」
 そんな調子で合コンは無事に終わった。二次会、という声もあったけれど、とりあえずその日は普通に帰宅した。


8/10


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**「ただいまー」
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文太「おかえり」
 リビングに行くと、文太さんがソファでくつろいでいた。
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文太「……ん、飲み会帰り?」
**「ああ、そうなんです。なんか後輩に合コン誘われて……」
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文太「ふーん。楽しかった?」
**「うん。まあまあ盛り上がってたかも」
 そう言いながら、文太さんの飲んでいるお茶を見た。
**(あ、私もお茶もってこよ。喉乾いちゃった)
 ぽつぽつ話をしながら、飲み物を持ってきて縁側に座る。
**(風、気持ちいいな)
 夜風に当たってぼんやりしていると、携帯電話が鳴った。
**「あ、メールだ。誰だろ……」
 画面をみると、そこには。
**「あれ?」
**(海藤さん……さっきの合コンの人だ。早速メールくれたんだ)

 内容は、今度ご飯でも行きませんか、というお誘いだった。
**(ご飯か……)
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文太「どうしたの?」
 画面をじっと見ながら悩んでいたら、文太さんが尋ねてきた。
**「ええと、合コンで知り合った人からメールがきて。今度食事に行こうって」
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文太「へぇ、よかったじゃん」
**「うーん、そうなんだけど……」
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文太「……苦手なやつだった?」
**「え、ううん。そういう訳じゃないけど、どうしようかなって」
**(今日はみんなで居たけど、これは2人きりだしなぁ……)

 じっと悩んでいると、ドアが開く音がした。
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創一「……うおっ、お前ら居たのか!」
**「え?」
 振り向くと、清田さんが入ってきたところだった。


9/10


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文太「ああ、キヨか」
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創一「何やってんだよ。静かすぎて、誰も居ないかと思った」
**「お茶飲んでただけだよ」
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創一「ふーん」
 清田さんは、そのままキッチンに向かった。そこに文太さんが声を掛ける。
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文太「合コンで知り合った男から、デートに誘われたんだって」
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創一「……は? 誰が」
 怪訝そうな清田さんに、文太さんは私を指差す。
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創一「……へえ、お前合コンなんて行くのか」
**「え? うん、まあ……」


 A:出会いも欲しいしね
 B:ちょっと付き合いで……
**「ええと。会社の子が誘ってくれて、断るのも悪かったから……」
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創一「お前、そんなんばっかじゃねぇか」
 確かに、今回の話も桃が発端だ。
**「別にいいでしょ、私にも付き合いってものがあるんです」
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創一「『悪いから』とかって何でも引き受けてると、そのうち自分の首絞めることになるぞ」
**「……大丈夫です」
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創一「だいたい、家のこともあんのに……」
**「ちゃんと気をつけてます」
**(心配してくれてるのか、突っかかってるだけなのか……)

10/10


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文太「そういえば、もう返事した?」
**「ううん、まだ」
 私の手が止まっているのを見て、文太さんがそう言った。
**(そうだ、もうそろそろ夜中になっちゃう。早く返信しないと)
 そう思ってメールを作り出せば、清田さんも口を挟む。
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創一「よかったな。彼氏ができたら、すぐ同棲でもすれば? そしたら家の事も隠さなくてよくなるぞ」
**(なにそれ、いかにも迷惑だから出て行け、みたいな……)
 なんとなくカチンとくる。
**「はいはい、それは名案ですね。じゃ、とりあえず一度デートしてみなきゃね」
**(『ぜひ行きましょう』、と……)

 私はメールにそう打ち込んで、送信ボタンを押した。
 すぐに返事が返ってくる。
**「……」
**(今週末か。遊園地の前の日とかならいいかな)

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文太「デート、決まった?」
**「うん、とりあえず週末に会ってみるよ。……これでいいんでしょ?」
 そう言って清田さんを見ると、不機嫌そうな顔をしている。
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創一「ああ、よかったな。せいぜいめかしこんで行けよ、女として見てくんねぇぞ」
 馬鹿にしたような言い方に、何となく反発心が芽生える。
**「ご忠告ありがとう。そうします!」
**(どうせ、恋愛にがっつく女なんて馬鹿馬鹿しい、とか思ってるんだろうな……。でも、私は私だし。当日は、清田さんがびっくりするくらい、お洒落して行ってやる!)

 妙に苛つきながら、私は自室に戻った。


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 数日後。今日は海藤さんとのデートの日だ。
 どんな格好で行こうかな……?


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