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2013/06/14~06/21の期間に開催されていた、『ソーシャルゲーム(GREE&mobage)版ルームシェア 素顔のカレ』のイベントネタバレです。

画像満載なため、ページ表示に時間がかかる場合があります。
また、SS画像内のヒロイン名は未修正ですので、他人の名前表示に抵抗がある方は閲覧をお止めください。


⇣⇣ 以下、ネタバレ ⇣⇣




■…ヒロイン ■…創一 ■…千尋 ■…裕介 ■…文太 ■…大輔 ■…和人 ■…なずな ■…桃 ■…アキオ

清田創一ルート Stage3 『本当の想い』
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 ナンパを追い払ってもらってホッとしていると、創一はじっと私の目を覗きこんでくる。
**「……何?」
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創一「いつもならあのくらい、自分で断りそうなのにな」
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創一「もしかして、ちょっと酔ってんのか?」
 独り言のように呟きながら、指の背で私の頬に触れる。
**「うーん、確かに飲み過ぎたかも。でも、もう大丈夫だよ」
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創一「そうか? どっちにしても気をつけろよ。うかうか離れてらんねぇな……」
**「だ、大丈夫だって」
**(ほんと、心配性だよね……)

 呆れると同時に、ちょっとくすぐったい気がした。
 と、その時。
??「あ、いたいた。 創一!」
 後ろからそんな声がした。振り向くと、男の人が2人こちらに向かって来ている。
??「お待たせ」
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創一「おー」
**(誰だろう……?)
 創一は親しげに手を上げ、答えている。
**「創一の友達?」
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創一「あぁ。こいつら、学生ん時つるんでた奴らなんだ」
友人1「どうも、はじめまして」
友人2「創一の彼女? 可愛いね」
**「あ、はじめまして……」
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創一「照れんな」
 ちょっと赤くなりつつ会釈すると、創一が腕を引っ張る。
**(そ、そんなこと言われても……。というか、彼女ってこと隠さなくていいのかな?)
 どこかぎこちない私たちの様子を、創一の友人たちは興味深そうに眺めていた。
友人2「それにしても、珍しいじゃん。創一の方から俺ら呼び出すの」
友人1「だよな。何か用だったのか?」
**「呼び出す……?」
 不思議に思って尋ねると、苦笑が返ってくる。
友人1「創一、彼女には言ってなかったんだ」
友人2「あれだろ。どうせ彼女自慢したかっただけだろ」
**「あはは、まさか……」
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創一「そうだよ、悪いかよ」

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**「えっ」
 茶化す彼らに、創一が少し拗ねたように答える。
友人2「うわ、めっずらしい!」
友人1「お前、そういう事言えるタイプだったのか!」
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創一「う、うるせーな!」
 創一は、茶化す彼らに文句を言っている。
**(創一がそんな風に言うなんて……驚くの、わかるな)
 何より、私自身がびっくりしている。
**(しかも何か照れてるし……)
 その様子を微笑ましく見ていると、不意に創一がこちらを向く。
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創一「**、大丈夫か?」
**「うん、何で?」
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創一「なんかボーっとしてんぞ」
**(そうかな? そんなことないけど……)
 もう酔いも覚めつつある。
友人1「へぇ、**さんって言うんだ。創一、ちゃんと紹介してよ」
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創一「あぁ……その、俺の彼女」
**「よろしくお願いします」
 改めて名乗ると、創一の友人たちも安心したように自己紹介してくれた。
友人1「で、2人はいつから付き合ってるの?」
**「それは……」
友人2「てかコイツ、顔は良いけど口悪いでしょ。**さん、いじめられたら俺に乗り換えなね」
**「えぇっ!?」
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創一「ふざけんなバカ。あと口悪いは余計だ」
友人2「それは事実だろ……うわ、冗談だって!」
友人1「照れてる照れてる」
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創一「て、照れてねぇよ!」
 2人とも、完全に創一の反応を面白がっている。
**(創一、小鳥邸意外でもいじられキャラなんだな……)
**「ふふ……」

 そう思うとちょっとおかしかった。


 そうして少し話した後。
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創一「……じゃ、そろそろ帰るわ」
友人1「そうか? もう少しゆっくりしてけばいいのに」
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創一「あぁ……来てもらったのにわりぃ。こいつちょっと酔ってるっぽいから」
 創一がそう切り出した。
**(もうそんなに酔ってないんだけどなぁ……)
 ちらっとその表情を見て、一応合せて頷いておく。
友人1「そっかそっか。じゃあ、またな」
友人2「**さんもまたー」
**「はい、また」
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創一「行くぞ」
 挨拶もそこそこに、創一は私の背中に手をあて歩き始める。調子よく冷やかす声に送られながら、私たちはビリヤードバーを出た。

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 創一に手を引かれ、車には戻らずそのまま夜の街をゆっくり歩く。まるで、手を放すと危ないとでも思っているようだ。
**「ねぇ、私もう酔ってないよ?」
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創一「知ってる」
 そう言うと、ぶっきらぼうな返事が返ってくる。
**(知ってるって……)
 言葉の割に、繋がれた手が離される事は無かった。


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 少し歩いてやってきたのは、夜景の綺麗な公園だった。奥まで歩き高台から見渡すと、黒く揺れる海と、それを縁取るきらびやかな街明かりが一望できる。
**「わぁ、すごい……」
 私は手すりに身を預け、その輝きに見入った。ゴージャスな夜景の上を、チカチカと点滅しながら飛行機が飛んでいく。
**「これ、見せに連れてきてくれたの?」
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創一「いや……まぁ、そうだけど」
**「けど……?」
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創一「……」
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創一「やっぱ、2人の方がいいだろ」
**(えっ)
**「そ、そっか……」
**(それで抜け出してきたってことかな……)

 ぼそっと言われた言葉に、少し顔が火照る。
**「そ、そういえばさ、さっきの友達、わざわざ呼んでくれたの?」
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創一「あぁ」
**「なんで……? 付き合ってる事、隠したかったんじゃ……」
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創一「別に、そうじゃねぇよ」
 創一は手すりにうつ伏せながら遠くを見る。
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創一「この前はなんつーか……売り言葉に買い言葉って感じで、あんな風に言ったけど。最初から、知られたくなかったわけじゃねぇよ」
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創一「とりあえず今日は、仲良い奴らに紹介しようと思ってた」
**「そうなの……?」
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創一「ん。本当はあの飯屋で会わせようと思ってたけど、今日は休みだったってさ」
 どうやら友人の1人は、あのレストランのスタッフらしい。
**「それであのお店だったんだ。私てっきり、人目が気にならない所選んだのかと……」
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創一「んなわけねぇだろ」
 胸をなでおろす私に、創一は気が抜けたように笑う。

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創一「お前、今日そんな事ばっか考えてたんだろ。だからやけに暗かったんだな」
**「えっ、私暗かった?」
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創一「ちょっとな。……ま、俺のせいか」

A:私のせいだよ

**「いや、私のせいだよ。私が勝手に勘違いしてただけで……」
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創一「違うだろ。俺だ」
**「えぇっ、でも創一は色々気遣ってくれたじゃない。やっぱ私が……」
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創一「いや俺だっつーの」
**「……」
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創一「……」
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 やがて、どちらともなくプッと吹き出す。
 照れ笑いのようになりながら、私と創一は顔を見合わせた。

B:創一のせいだね

**「うん、創一のせい。ちなみに、飲み過ぎたのも創一のせい!」
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創一「あと飯がうまかったのも、ビリヤードが案外面白かったのも俺のせいだろ」
**「ぷっ」
 いつものように少しからかおうと思ったものの、創一も慣れたものだ。
**「そうだよ。……ありがとね。勘違いして、落ち込んでごめん」
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創一「いや……俺も悪かった」
 夜景と潮風のせいか、いつもより素直になれた。
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 お互いに謝っているうちに可笑しくなって、顔を見合わせて笑いあう。


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創一「これでちゃんと仲直りな」
**「うん」
**(良かった……)

 私はなんとなく、胸に手を当ててみる。
 この前からずっと引っかかっていたモヤモヤが、綺麗に溶けて無くなったのを感じた。
**(あ、でも桃たちはどうしよう。仕事で関わる人には、やっぱり秘密にしておくべきかな?)
**「会社の人には一応、まだ内緒にしとくね。仕事の邪魔してまで、紹介してもらうこと無いよ」

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創一「あぁ……」
 私がそう言うと、創一は少し考えるように黙ってから口を開いた。
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創一「正直、その方が助かる。でも、勘違いすんなよ」
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創一「お前のこと知られたくないとかじゃねぇからな」
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創一「そりゃ確かに酒飲みだし格闘家だし口うるさいし、家では女って言うより珍獣みたいな奴だけど……」
**「ち、珍獣って……」
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創一「でも、そういうとこ全部ひっくるめて、お前は俺の自慢の彼女だ」
**「えっ」
 突然の宣言に、ドキッと大きく胸がはずむ。
 驚いている私を、創一が振り返った。

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創一「……最近また、お前と仕事すること多くなっただろ?」
**「うん」
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創一「そういうので仕事貰ってるとか思われんの、嫌なんだ。俺も、お前も」
**「あ、なるほど……」
**(そういう理由だったんだ……)

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創一「でも俺も、いつかちゃんと周りにも知らせたい。もう少し待ってくれ」
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創一「そういう事言われねぇように、腕上げっから」
**「うん」
 真剣な瞳に、嬉しさが込みあげてじんわり広がる。
 私は深く頷いた。
**「大丈夫、それまで待ってるね」
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創一「あぁ」
 創一の顔に、ホッとしたような、嬉しそうな笑みが浮かぶ。
**(わ……)
 見とれている間に顔が近づき、そっと唇が重ねられた。
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創一「……」
 間を開けて、触れた時と同じように優しく離される。
**「……」
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創一「……」
 私と創一は、キラキラ輝く夜景を横目に黙って見つめ合った。
 少しの沈黙。だけど、これはちっとも気まずくない。
 温かい手が、いとおしげに肩に触れる。
 お互い何も言わないまま、再び吸い寄せられるように顔が近づく。
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創一「……」
**(……あれ?)
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 妙な間に少し目を開けると、そこには何か悩むような表情があった。
**「創一?」
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創一「……やっぱり、紹介したくねぇ」
**「えっ!? な、なんで?」
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創一「わからねぇのかよ……」
 何やら呟く創一を、私は疑問符を浮かべて見上げる。
**「ど、どういうこと……?」
 意図を尋ねたかったのに、その前に唇は塞がれてしまう。
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創一「……お前のこと、あんまり他の奴に見せたくねぇってことだよ」
**「えっ」
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創一「ライバル増やしたくねぇからな」
 囁かれた言葉の意味を理解する前に、次のキスが降ってくる。

 それからしばらく、瞬く星々のような光を背景に、私たちのシルエットは甘く重なりあっていた。



Happy End.

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