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2013/06/14~06/21の期間に開催されていた、『ソーシャルゲーム(GREE&mobage)版ルームシェア 素顔のカレ』のイベントネタバレです。

画像満載なため、ページ表示に時間がかかる場合があります。
また、SS画像内のヒロイン名は未修正ですので、他人の名前表示に抵抗がある方は閲覧をお止めください。





⇣⇣ 以下、ネタバレ ⇣⇣





■…ヒロイン ■…創一 ■…千尋 ■…裕介 ■…文太 ■…大輔 ■…和人 ■…なずな ■…桃 ■…アキオ ■…砂原

清田創一ルート Stage2 『縮まる距離』
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 都会の夜を、車はなめらかに走っていく。すれ違うヘッドライトの中、信号機の色がやけに鮮やかだった。
**(お店、街の中じゃないのかな? 宛てもなく走ってる感じだけど)
**「ねぇ、どこに行くの?」

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創一「どこって訳でもねぇけど……」
**「……?」
 創一は答えを濁す。
**(変なの……ま、いいか)
 それ以上は追求せず、私は黙って窓の外に目を移した。
 川沿いを走る車内からは、ビルの明かりや光る橋が見える。
**(キラキラしてる……)
**「夜景、綺麗だね」

 口を開くと、思っていたより柔らかい声が出た。
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創一「たまには違う道もいいだろ?」
**「うん」
**(もしかして、わざわざドライブで綺麗な所に連れてきてくれたのかな?)

 そこに創一の心遣いを感じて、少し気持ちが晴れる。
**(せっかくのデートだし、楽しまなきゃ勿体ないよね)


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 その後ドライブを終え創一が連れてきてくれたのは、一軒のレストランだった。
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創一「ここだ」
**「変わった入り口……雰囲気あるね」
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創一「秘密基地みたいだろ?」
**「うん」
 扉が、壁のようにあえて目立たない作りになっていた。そこをくぐって中に入ると、内装も入り組んでいて少し変わっている。
**「全部個室になってるんだ。隠れ家っぽい雰囲気でお洒落だね」
 感心すると同時に、自分の言葉に疑問を持つ。
**(素敵だけど、まさか人目を気にしてここにしたとか……? いやいや、考えすぎだよね。でも……)
 楽しもうと思うのに、どうも思考が悪い方へ悪い方へ傾く。
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創一「……なんだよ。お前、黙ってばっかだな」
**「そ、そんなことないよ? 今はちょっと、インテリア見てただけ」
 複雑な気持ちを隠して、私はなるべく明るく答えた。

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 間もなく料理が運ばれてきた。
**「美味しい!」
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創一「だろ?」
 食器も個性的で、味と一緒に彩りや盛り付けも楽しむ。お皿が一段落した頃、私は一度お化粧直しに立った。
 そして、席に戻ってきた時。
**(……あれ、どうしたんだろう?)
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 創一が個室の外で、何やらお店のスタッフと話している。
**(何か困ってるみたいだけど……)
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創一「……あ、戻ってきたか」
 私が近付くと、創一は話を切り上げて私と共に席に戻る。
**「どうしたの?」
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創一「いや。何でもねぇよ」
 気になって聞いてみたけれど、創一はそうとしか答えてくれない。
**(……? 何だろう。まぁいいか、別の話題……)
 少し気にかかったものの、私は気にしないことにして別の話題を探す。
**「そういえば、何でこのお店に連れてきてくれたの?」
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創一「なんでって……別に、理由とかはねぇよ。なんとなく」
**「そっか」
**(やっぱり、私との事は隠したいんだろうな……)

 気にしないようにしたいのに、どうしてもモヤモヤとした気持ちが消える事はなかった。


 それから、最後にデザートのアイスクリームが運ばれてくる。
**「おいしい……」
 口に含むと、冷たさと甘い味が広がる。
 私がスプーンを口に運んでいる間、先に食べ終わっていた創一は席を立った。
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創一「わりぃ、そういえば一本電話しないといけないとこがあるんだった」
**「そうなの? じゃあ待ってるね」
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創一「あぁ、ちょっと行ってくる」
**(仕事かな?)
 創一が戻ってくるまで、私はおとなしくデザートを堪能することにする。
 間もなく、創一が席に帰ってきた。
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創一「じゃ、行くか」
 私がアイスクリームを食べ終わるのを待って、今度は一緒に席を立つ。
**「あれ、お会計は?」
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創一「んなもん、お前が心配する事じゃねぇだろ。次行くぞ、次」
**「う、うん? ありがとう」
 既に支払いをして来てくれたらしい。創一は気に留めず、スタスタと出口に向かう。
**(それにしても次って、仕事帰りに珍しいな。どうしたんだろ……?)

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 それから連れてきてもらったのは、海の近くのビリヤードバーだった。
**(わぁ、ここも素敵……)
 暗めの店内にはバーカウンターがあり、奥にはゲームテーブルが幾つも並んでいる。ゆったりとした音楽の中で、みんなお酒を飲んだりゲームをしたりと自由にくつろいでいた。
**「何か大人っぽいね。私、こういうとこ来たことない」
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創一「そうか? じゃあビリヤードもやったことないだろ」
**「うん」
 テーブルの方からは、カチカチと球のぶつかる音が聞こえてくる。
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創一「じゃ……とりあえず何か飲むか」
 創一がすっと私の肩を抱き、私をカウンターの方へエスコートしてくれる。
**「いいの? 私だけお酒飲んでも」
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創一「いいよ。せっかく来たし、何か飲みたいだろ? お前、酒豪だもんな」
**「酒豪って。いつも、そんな言われるほど飲んでないよ」
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創一「へー。じゃあ今日はやめるか?」
**「えっ、それは……やっぱり、お言葉に甘えさせてもらいます」
 というわけで、ウーロン茶を飲む創一の傍らで私はソルティドッグを注文する。
**(それにしても、何でビリヤードバーなんだろう。ただ遊びに連れてきてくれただけかな? でも、行き先内緒にしたりして……)
 何だか変だという思いから、頭が勝手にあれこれ考えてしまう。
**「……もう一杯飲んでもいい?」
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創一「あぁ。好きに頼めよ」
 モヤモヤを消したい気持ちから、気がつけばいつもより早いペースでお酒を飲んでいた。


**(……ちょっと飲みすぎたかな?)
 その後、少し酔いを感じながら、創一の誘いでビリヤード台の方へ行く。
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創一「ルールは知ってるよな?」
**「うん、多分。でも打ち方とか分かんないよ」
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創一「じゃ、教えてやるよ。これ持って、そこに立て」
 ビリヤード用の棒を渡してもらい、構え方から教えてもらう。

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**「こう?」
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創一「いや、もうちょい低く。で、そのまま……」
 すぐ隣で囁く創一の腕が、覆いかぶさるように背中に回る。
**(ち、近い。他のお客さんもいるのに……)
 周りの目があるので、妙に緊張する。
**(なんか、ドキドキしてきた……)

A:少し離れてもらう

**「……あの、創一」
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創一「ん?」
**「ちょっと、近くない? ほら、人目があるから……」
 少し離れようと体をずらすと、創一はニヤッと笑う。
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創一「何? お前、恥ずかしがってんの?」
**「だ、だって」
 指摘されると、余計恥ずかしくなった。
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創一「ふーん……」
**(う、何か楽しそう……っていうか今度は、わざと近づいてるような……)
 逆に離れてもらえなくなってしまった。

 B:黙る

**「……」
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創一「……で、こうだ」
**「……」
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創一「おい。**?」
 名前を呼ばれて、私は我に返る。
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創一「聞いてたか? なんだよボーっとして」
**「えっ。いや、聞いてたよ」
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創一「じゃあなんで返事しねぇんだよ」
**(何でって……)  
 そう聞かれて、一瞬迷う。
**「だって創一、ちょっと近いから……」
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創一「え? ……あ」
 指摘すると、創一も人前という事に気がついたようだ。
 少し距離を取る。
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創一「……って、これだと教えにくいだろ」
**「そ、そう?」
 創一は気まずそうに、少し周りに目をやる。
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創一「ったく、お前が何かいうからやりにくくなったじゃねぇか」
**「ご、ごめん」
**(照れてる……)

 それを見て、私の方も更に恥ずかしくなる。何だかちょっとぎこちないまま、レクチャーは続いた。



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 そうして教えてもらいながら、何度かゲームを楽しんだ後。創一がまた少し席を外している間、私は1人でテーブルと向き合っていた。
**(ビリヤードって、思ってたより面白いかも。ハマりそう)
 教えてもらったコツやポジションを反復しながら、あれこれと考える。
 その時。
??「君、もしかして初心者さん?」
**「えっ?」
 突然、知らない男の人が声をかけてきた。
男性客「やり方分からないんでしょ。教えてあげようか?」

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**「いえ、あの……」
 どうやら悩んでばかりで球を打たないので、困っていると思われたらしい。
**「ありがとうございます。でも大丈夫です」
男性客「いいじゃん、エンリョしない。俺、親切好きっていうか? じゃ、ちょっとそこで構えてみなよ。あ、構え方は……」
**(親切な人っていうかこれ、ナンパだよね……?)
 その人が近付くと照明が遮られ、私の顔に影が落ちた。
**「いや、本当に大丈夫です! 一緒に来てる人がいるので……」
男性客「そんな事ないでしょ。さっきからずっと1人でいるし?」
 どさくさに紛れて、手を重ねてくる。
**(き、気持ち悪い……)
**「結構ですので、もう……」

 そう言い掛けた所で、フッと視界が明るくなった。
**(あれ……?)
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創一「誰だよお前」
**「あ、創一……」
 いつの間にか、創一が後ろに立っていた。
 男性客の肩を掴んで引き剥がす。
男性客「はあ? どちら様で……」
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創一「……俺の女にちょっかい出してんじゃねぇよ」
男性客「……!」
 低く凄む目は冷え冷えとしている。
**(こういう時の創一、怖いんだよね……)
 そう感じたのは、言われた本人も同じだったのだろう。
男性客「なんだよ、俺はただ親切に……」
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創一「……」
男性客「う……」
 男性は悔し紛れのように舌打ちすると、焦った様子で去っていった。
**「あ、ありがとう」
 私がそう言ってホッと息をつくと、創一は張り詰めていった雰囲気を緩める。
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創一「……なんもされてねぇか?」
**「うん、大丈夫」
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創一「ならいいけど」
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創一「ったく、どこの誰だか知らねぇけど勝手に触りやがって……」
 創一は男性が去っていった方をまだ睨んでいる。
**「……」
**(そんなに怒ってくれるなんて……。それにしても、『俺の女』って)

 たった今言われた言葉が、頭の中で再び響く。
**(創一、付き合ってる事あんなに隠したがってたのに)
 その言葉が創一の口からすっと出た事が、やけに嬉しかった。

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