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6/12~6/19の期間に開催されている、恋人は専属SPプレミアム版の"海司バースデーイベント2013"シナリオ(ネタバレ)です。
追記部分は画像満載なため、表示が重かったり、読み込みに多少時間がかかる場合があります。予めご了承ください。

ネタバレの意味がわからない方は、ブラウザバックでお戻りください。










 ■…ヒロイン ■…昴 ■…海司 ■…そら ■…瑞貴 ■…桂木 ■…真壁 
■…石神 ■…後藤 ■…黒澤 ■…平泉 ■…みどり ■…小杉

Stage 5 『流れ星がキラリ☆』


1/2

海司「はー。食った食った」
 海司が大きく息をつきながら言った。テーブルの上には、たくさんの空いたお皿が重なっている。
**「海司、食べすぎだよ!」

海司「そうか?」
 海司が満足そうに笑って言う。
 海に囲まれた島ということもあり、新鮮な魚介類をふんだんに使った料理に、私も海司も感激しながら夢中になってしまった。
**「さすがの海司も、もうお腹いっぱいでしょ」
 私は海司のお腹に手を当てる。筋肉で硬いお腹が、いつもよりちょっとだけ膨らんでいるような気がした。
**「ほらー、もうパンパンだよ?」

海司「だってお前が食ってると、みんなうまそうに見えてきて。つい食っちまうんだよ」
**「わ、私のせい?」

海司「つーか、お前の方がたくさん食ってる気がしたんだけど。さすがだな、**」
**「し、失礼ね。私、そんな食いしん坊じゃありませんっ」
 私がそう言うと、海司が笑いながら立ち上がった。

海司「冗談だよ。運動がてら、ちょっと散歩しに行こうぜ」
**「……うん」
 海司の差し出した手を握り、私も立ち上がった。



 私たちはレストランを出ると、夜のビーチへとやってきた。辺りには誰もいない。
**「静かだね」

海司「ああ」
 気味がビーチを眺めて言った。波打ち際に白い泡が立ち、波のさざめく音が響いている。
**「裸足で歩きたい」

海司「いいけど」

海司「足元暗いから、俺のそば離れんなよ?」
**「うん」
 私と海司はサンダルを脱いで、砂浜を裸足で歩き出した。踏み込むたびに足の指の間を砂がサラサラと流れていくのを感じる。
**「気持ちいいね。ちょっとひんやりしてて」

海司「それより、空見てみ」
**「ん?」
 海司に言われて、私は空を見上げた。
**「わぁ、綺麗……!」
 わたしは思わず声を上げる。
 遥か彼方まで広がる空に、数えきれないほど星が瞬いているのが見えた。
**「すごい……こんなにたくさん星が見えるなんて……」

海司「だな」
 私たちは思わず足を止めて、空を見上げていた。
 そっと触れた手を握り合う。
**「あ、流れ星!」
 私はとっさに空を指さす。だがその時には、すでに流れ星は空の彼方へと消えてしまっていた。
**「あーあ、消えちゃった」

海司「おっ、また来たぞ」
**「ほんとだ! ……また1つ……2つ……すごい」

海司「すげーな。まるで降ってくるみてーだ……」
 いくつもの流れ星が空をよぎっては消えていく。
**「そうだ。願い事しなくちゃ……」

海司「こういう時って、いくつ願い事してもいいのか?」
**「それは……」

 A:1つだけ
**「1つだけじゃない?」

海司「だよな。そんなに欲張っちゃダメだよな」
**「私は1つで十分」
 B:流れ星の数だけ
**「流れ星1つに一個じゃない?」

海司「ってことは、いくつも願い事できるんだな」
**「ダメだよ、欲張っちゃ」

海司「分かってるよ」
 C:好きなだけ
**「好きなだけお願いしてもいいんじゃない? でも消える前に唱えないと」

海司「だよな」

海司「つーか願い事なんて、1つしかねーけど」
**「何?」

海司「言わねーよ」
**「えー。ケチ」



 私たちは手を合わせ、流れ星に願い事をする。
 そんな私を見て、海司が優しく微笑んだ。

海司「何をお願いしたんだよ?」
**「ナイショ」

海司「言えって」
 海司が私にコツンと肩をぶつける。
 私はちょっと恥ずかしかったが、素直に答えることにした。
**「『海司とずっとずっと一緒にいられますように』って、お願いしたの」

海司「そんなの……」

海司「願わなくても、ずっと一緒だろ?」
**「うん」
 私は海司に向き直り、まっすぐに見つめる。そしてにっこりと微笑んで言った。
**「海司、お誕生日おめでとう。海司が生まれてきてくれて、海司に出会えて……私は本当に幸せです」

海司「**……」
 海司が嬉しそうな、でも切ないような表情で私をじっと見つめた。
2/2


 私はバッグからプレゼントを取り出し、海司に差し出す。
**「はい、プレゼント」

海司「……」
 海司が目をそらして夜空を見上げた。その瞳が少しキラキラしているように見える。

海司「やべ……嬉しすぎる……」
**「海司、泣いてるの?」
海司「な、泣くわけねーだろ!」
 海司はそう言って鼻をすすると、私の手から大事そうにプレゼントの箱を受け取った。

海司「開けてみていいか?」
**「もちろん」
 嬉しそうに箱を開けた海司は、中を見て、怪訝そうに顔を曇らせる。

海司「え……プロテイン?」
**「あ、違うよ? そっちはメインじゃなくて、おまけみたいな物だから……・もうちょっと奥」

海司「奥……」

海司「あ、これか?」
 海司が箱からプレゼントを取り出した。海司の指先に、腕時計が引っかかっている。

海司「時計だ……」
**「プロテインは柔道頑張ってね、って意味を込めて。それと時計は……海司に似合うかなと思って」

海司「ありがとな、**」
 海司が私の頭をポンと撫でる。そして腕時計を付けて、私に見せてきた。

海司「どうだ?」
**「すごく似合ってる。かっこいい」

海司「そうか? ……俺、もう一生外さねー」
 海司が嬉しそうに腕時計を眺めている。
**(よかった。海司が喜んでくれて……)
 笑顔を浮かべる海司を見つめ、私は胸が幸せで満たされていくのを感じていた。


 ビーチをのんびり散歩してから、ホテルに戻る。

 その時、ちょうどオーナーが私たちの方へと歩いてきたところだった。
オーナー「ちょうどよかった。ホテルの方に**さん宛てに荷物が届いたみたいですよ」
**「え? 私宛てにですか?」
**(誰からだろう?)

 わざわざ持って来てくれたオーナーにお礼を言って、私は荷物を受け取る。片手で持てるくらいの軽くて小さな箱だ。
 部屋に入ってから、私は差出人を確認してみた。
**「あ、みんなからだ……」
**(そっか。みんながサプライズでプレゼント送ってくれたんだ)
**「海司、来てー!」


海司「ちょっと待ってくれ」
 プレゼントのプロテインをバッグにしまいに行った海司に声をかけ、私は改めて箱を見回した。箱の隙間から折りたたまれたメッセージカードが入っているのが見えた。
 私は何気なくカードを開いてみる。
**「えっと『**ちゃんが海司の全身をじ~っくりマッサージしてあげてねっ☆』って……?」
**「これって一体……」

 私はそっと箱を開けてみる。中に入っていたのは、マッサージオイルだった。
**(そ、そらさん……とってもありがたいんだけど、何かちょっといかがわしい香りがするような……)

海司「お待たせ。さっきの荷物って何だったんだ?」
**「!!」
 海司が部屋に戻ってきたので、私は慌てて箱のふたを閉めた。
**「あ、ううn。何でもない。大したものじゃなかった」

海司「はぁ? 何だよ、それ」
 海司が苦笑して言う。
**(ど、どうすればいいの、これ?)
 私はマッサージオイルを抱えて隠したまま、身動きがとれなくなってしまった。


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