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6/12~6/19の期間に開催されている、恋人は専属SPプレミアム版の"海司バースデーイベント2013"シナリオ(ネタバレ)です。
追記部分は画像満載なため、表示が重かったり、読み込みに多少時間がかかる場合があります。予めご了承ください。

ネタバレの意味がわからない方は、ブラウザバックでお戻りください。










Stage 3 『ナイショの癒し旅行☆』

1/2


 俺は昼食を食いながら、この後の予定を思い返していた。

海司(今日は早く終わりそうだな)

海司(あとで**に連絡してみっか)
 ガチャッ

桂木「海司。ちょっといいか?」

海司「はい」

海司(何だ? もしかして緊急の仕事か?)

 俺は姿勢を正して、班長の前に立った。班長が真剣な目で俺をじっと見つめる。

海司「何でしょう?」
 
桂木「海司。今からお前は――休みだ」

海司「あ、え……は!?」
桂木「お前には今からある場所に向かってもらう。ついて来い」
 意味が分からずに呆然としている俺の腕をつかんで、班長が歩き出した。



海司「な、何なんすか。これは一体……班長?」
 俺は班長に連行されるように車で駅へと連れて来られた。

桂木「こっちだ。早くしろ」
 
海司「早くしろって言われても……」

海司「どういうことなんすか? 何が何だか全然分かんないっすけど」
 班長は目的については何も答えてくれないまま、階段を上がって行く。


 そしてホームへと到着していた新幹線に俺を乗せると、ようやく掴んでいた腕を離した。

桂木「じゃあ、幸運を祈る」
 班長がそう言って俺に封筒を握らせた。

海司「幸運を祈るって……何すか、これ?」

海司「ちょっと班長!?」
 班長は何も説明もせずに、足早に立ち去ってしまった。

海司「何なんだ一体……むちゃくちゃだな……」
 俺が封筒を開けようとして顔を上げた時、ふと背後に人の気配を感じた。
海司「**!?」



海司「お前まで、何でここにいるんだよ?」
**「海司こそどうしたの!?」

海司「え? ってことは、まさか……お前も班長に連れて来られたのか?」
 海司が驚いたように私を見つめる。
 海司が迫ってくるのを見て、私は思わずうつむいてしまった。
**(ダ、ダメ……笑ったらバレちゃう……ここは堪えないと……)
 私は吹き出しそうになるのを我慢する。ここまでは全部海司のサプライズバースデーの計画通りだった。
 私は表情を不安げに見えるように整えてから、海司を見つめ返す。
**「わ、私も良く分からないの……。いきなりそらさんにここに連れて来られて……」

海司「ったく。何考えてるんだ、みんな」
**「私たち、どうなっちゃうんだろう?」
 私はわざとらしくならないように演技しながら、海司の反応を見ていた。
**(海司、私もグルだってことはまだ何も気付いてないみたいだな……)

海司「そういえば、これ」
 海司が桂木さんから受け取った封筒を開いた。中からは新幹線の切符が出てくる。

海司「熱海行き、か……」
**「あ、それなら私ももらったよ。ほら」
 私もあらかじめ用意しておいた切符を海司に見せる。

海司「ここに行けってことか」

海司「マジで何なんだよ、これ」
**「ま、まあ、文句言っても仕方ないし……とりあえず座ってお弁当でも買う?」

海司「お前なぁ……よくこの状況で飯のこと考えられるな」
 海司が呆れたように大きなため息をつく。
 切符に書かれていたシートに座ると、ちょうど売り子さんが通りかかった。

海司「すみません。この弁当下さい。**はどうする?」
**「私は……このお弁当にする」
 私たちはお茶も買って、駅弁のおいしさに舌鼓を打った。
 窓の外をすごいスピードで景色が流れて行く。
**「……ふふ。海司、これ見て」
 私はお弁当に入っていたタコさんウインナーを持ち上げる。
**「昔、海司にお弁当のタコさんウインナー食べられて泣かされたことあったよね。思い出しちゃうな」
海司「ああ……そんなこともあったな……」
 海司はどこかうわの空で答える。
**(あれ? どうしたんだろ?)
 私は首をかしげて海司の顔を覗きこむ。
 お弁当を食べ終えると、海司は窓の外にぼんやりと目を向けていた。

2/2

**「……海司、どうしたの? 具合悪いの?」

海司「いや。そうじゃなくて」
 海司がゆっくりと私を振り返る。そしてすぐ目の前まで顔を近づけて、私をじっと見つめてきた。

海司「**、何か隠してるだろ?」
**「えっ?」 
 私はギクリとして言葉に詰まる。
**(な、なんでバレたんだろう!?)

海司「ったく。どれだけお前のこと見てきたと思ってるんだよ?」

海司「バレバレだっつーの」
**「わ、私、何も隠してなんか……」

海司「早く言え」
 海司にじっと見つめられ、私は思わず目をそらした。
**(ど、どうしよう?)

 A:素直に白状する
**「分かった。正直に言うから」

海司「ほら、やっぱり何か隠してるんじゃねーか」
**「え? も、もしかして……」
海司「カマかけたんだよ」
**(し、しまった……!)
 B:何とかごまかす
**「わ、私だって何も分からないんだから! そんなふうに問い詰められても……」
海司「諦めろ。お前が何か隠してるのは分かってんだよ」
**「……」
**(やっぱりバレてるみたい……)
 C:内緒だと言う
**「な、ナイショ!」

海司「やっぱり何か隠してるんじゃねーか!」

海司「正直に言え!」
**「やだ!」

海司「こいつ……! こうしてやる!」
**「あっ……ちょっ……!」
 海司が私の脇腹をくすぐってくる。
**「ふふ! か、海司……やめ……あははっ!」
Screenshot_2013-06-17-17-24-15.jpg
海司「白状しろ」
**「うふふ……! わ、分かったから! やめて!」
 私が降参するのを見て、海司がようやく手を離した。

**「あーあ……ナイショにしときたかったのに……」

海司「いいから言えって。何なんだ? これは」
**「分かんないの? もう……今日は何の日!?」

海司「今日?」
 海司が考えるような顔をする。
**(あーあ。こんな序盤でネタばらしなんて、最悪……)

海司「今日……て」

海司「……あ!!!」
 海司がようやく理解したように声を上げた。どうやら自分の誕生日すら忘れていたらしい。

海司「じ、じゃあ、これって……」
**「うん。いつも頑張ってる海司に癒しの旅行をと思って……」

海司「**……」
 正直に告白し、さっきまで懸命に演技していた私は照れて顔が熱くなった。

海司「俺の誕生日、覚えててくれたのか?」
**「当たり前でしょ? 忘れるわけないよ……」

海司「やべー……すげー嬉しい……」
 顔を上げると、海司が優しい笑顔で私を見つめていた。
 その時、新幹線がちょうど熱海へと到着したところだった。
**「あ、ここで降りないと」
 そう言って立ち上がる私に、海司がそっと手を差し出した。
海司「連れてってくれよ」
**「え?」

海司「お前が連れてってくれるなら、どこへでも行くから」
**「……うん!」
 海司の言葉に嬉しくなり、私はその手をしっかり握って新幹線を降りた。


 
 新幹線を降りた私は、予定通り海司を連れてフェリーへと乗り込んだ。
 デッキに立って、潮風に揺れる髪の毛を押さえながら景色を眺める。
**「今日もいい天気になってよかった! ねえ、海司!」
 私は海司を見る。
 海司は呆れた顔をして、海を眺めていた。

海司「おいおいおい……」
**「どうしたの? 海司」

海司「どこでも行くとは言ったけど……」

海司「一体どこまで行くつもりなんだよ!?」

海司「まさか無人島にでも連れて行くつもりなんじゃねーだろうな?」
**「ま、まあ、そんな心配する所じゃないから」

海司「心配するだろ? 本当にこっちであってるのか? 何も見えねーし」
**「ちょ、ちょっとそんなに言わないでよ? 私も不安になってきちゃうじゃない」

海司「お前が不安になってどうすんだよ……」
**「だって私も来るの初めて……きゃっ!」

海司「**!」
 フェリーが大きく揺れた。よろける私を、海司がとっさに抱きとめてくれる。

海司「あぶねーぞ。しっかりつかまっとけ」
**「あ、ありがと……」
 私は海司のたくましい腕に抱かれて、ドキッとする。
 
 海司は心配そうにはるか海の向こうを眺めていた。
**(も、もうすでに予定外のハプニングがあったけど……いい誕生日になるかな……?)
 私はドキドキと不安を胸に、温泉のあるリゾート島へと向かっていた。

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