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6/12~6/19の期間に開催されている海司バースデーイベントのネタバレです。
(画像満載なため、表示が重かったり、読み込みに多少時間がかかる場合があります)

ネタバレの意味がわからない方は、ブラウザバックでお戻りください。
意味のわかる方は、先読み、おさらい、ご自由にどうぞ。








Stage 5 『カラオケパーティー☆』 
 

1/2

 私が用意していたプレゼントは、Wiiiカラオケだった。
**「海司、カラオケ好きでしょ?」
 
海司「い、いや。別にそんなこともねーけど……」
 海司がちょっと照れたような顔をする。Wiiiカラオケはテレビと繋げばどこでもカラオケができるゲーム機だ。
**「みんなもいるし、さっそく繋いでみようよ!」
 
海司「今、カラオケやるのか?」
**「もちろん! えっと、この線を……どこに繋ぐんだっけ」
 
石神「私がやりましょう。広末、黒澤、手伝ってくれ」

**「すみません。ありがとうございます」
 石神さんたちが私に代わってゲーム機を接続してくれた。後藤さんが感心したようにその様子を眺めている。
 
後藤「こんな便利な機械があるとは」
 
後藤「そのうちカラオケボックスに誰も行かなくなる日が来るかもしれないな」

**「そんなことないと思いますけど……」
 
そら「接続完了~!」
 
そら「じゃあ、まず俺いっきまーす!」

 そらさんが慣れた手つきで曲を入れ、歌い始めた。ノリのいい曲にみんなが盛り上がる。
 
海司「よっ! そらさん!」
 海司もお酒を飲みながら手拍子を打っている。
 私は楽しそうな海司の横顔を見つめた。
**(海司も歌ってくれるかな……?)

 A:お願いしてみる

**「海司も歌って」
 
海司「俺はいいって」

海司「それより、お前の歌聴きてーな」

**「え? わ、私? 私は……あんまり歌得意じゃないから……」
**(そう言われるとは思わなかったな……)
 B:待ってみる

**(急かすと余計に歌ってくれなくなりそう……)

海司「**は歌わねーの?」
**「え? 私はいいよ」
海司「ふーん。そっか……」
**(あ、もしかして私が歌ったら歌うつもりなのかな?)
 C:誰かに頼んでもらう

**(私が頼むより、そらさんとかに頼んでもらったほうが歌ってくれるかも……)
 
そら「ハイッ! ソレソレソレソレ~~!」

 そらさんは合いの手を入れるので忙しそうだ。
**(ダメか。他に誰か頼めそうな人は……)

 
桜子「大丈夫よ、**ちゃん。任せといて」
**「え?」

桜子「海司おめでとう~!」
 
海司「ん? ああ」
 
桃子「あらやだ。グラス空いてるじゃない?」
 
撫子「ほら、もっと飲んで! 今日は海司が主役なんだから」
 
3姉妹「かんぱーい!」
 お姉さんが海司にお酒を勧め始めた。
 
 いつもより優しいお姉さんたちに、海司もちょっと照れたようにお酒を注がれている。
 その間、黒澤さんや瑞貴さんがカラオケで場を盛り上げていた。
 
そら「さすが瑞貴! 上手いな~!」

 
昴「次は誰が行く?」

 昴さんがチラリとみんなを見回す。それを合図に、お姉さんたちが海司に声をかけた。
 
桜子「私たちは十分お祝いしたから、今度は海司からのメッセージソングが聴きたいわ~!」
 
海司「え? 俺はいいよ」

 少しお酒で顔を赤くした海司が照れたように言った。すかさず瑞貴さんが曲を入力する。
  
瑞貴「海司さん、この曲とかいいんじゃないですか?」


海司「だから俺はいいって」
 
海司「つーかこの曲……」
 海司がイントロの始まった曲を聞いてはっと顔を上げる。瑞貴さんが入力したのは、幼馴染に恋をするといった内容の曲だった。
 
昴「当然、歌うよな?」

 昴さんがマイクを差し出す。
 
海司「……しょうがないっすね」
 
海司「じゃあ、一曲だけ」

**「海司、頑張って!」

2/2

 お酒の勢いもあるのか、海司はたやすく乗せられてマイクを握った。みんなで手拍子を贈ると、海司はテレビの前に立って歌い始めた。
 
海司「この気持ちに~気付けば~~♪ もうもどれないと分かってても~~♪」

 海司がみんなの前に立って歌い始める。
 
 その途端、昴さんが「今だ!」と合図を出した。
 
 リビングの電気が消え、用意していたライトで海司を照らし出した。
**「わぁ、すごい!」
 まるでライブハウスのようにライトアップを受けながら、海司は熱唱を続けた。
 
海司「本気のココロ見せるまで~♪ 俺は眠れない~♪」
**「海司~! 上手~!」
桜子「我が弟ながら素晴らしい歌声だわ!」

 お姉さんたちも手拍子を打ちながら、海司の歌声に聴き入っている。
 
 海司が私をチラリと見つめて、微笑んだ。
**(一生懸命歌ってくれて……嬉しいな)
 いつもなら恥ずかしくなってしまいそうな歌詞だ。だけど、こうして海司の誕生日をお祝いするために集まってくれたみんなと聴いていると、何だか胸がじんと熱くなった。
**「海司……」
 海司と再会してからいろんなことがあった。みんなに支えられ、海司に守られ、こうして幸せな時間を過ごせていると思うと、思わず涙がこみあげてきてしまった。
 
海司「好きだ♪ 大好きだ~~♪」
**(海司と再会できて、海司を好きになってよかった……)
 海司の熱唱が終わり、私は涙を拭いながら大きな拍手を贈った。みんなも盛大に拍手している。
 
そら「いい歌だったな~! 俺感動しちゃったよ!」
 
海司「まぁ……こういう歌ですから」
 海司が照れたように言う。
 
瑞貴「じゃあ、次はこの曲をどうぞ!」
 テレビ画面にまたラブソングのタイトルが出てくる。
 
海司「俺はもういいって」
 
桂木「海司、歌え。これは上司命令だ」 

海司「そんな……」
 
海司「でも班長の命令なら、歌うしかないっすね」

 桂木さんの一言で、海司はまたマイクを握った。歌い出すとすぐに夢中になる海司に、みんなが楽しそうに笑う。
**(素敵な誕生日パーティーになってよかった!)
 海司オンステージは続き、わいわいと賑やかな時間が過ぎて行った。


 
 いつの間にか、窓の外は真っ暗になっていた。時計を見ると、すでに20時を過ぎている。
 
桂木「それでは我々はそろそろお暇いたします」
**「すみません、片付けまでお手伝いしてもらってしまって」
 
石神「こちらこそ、美味しい料理をありがとうございました」
 片付けをしてくれた桂木さんや石神さんが、一緒になって立ち上がった。お姉さんたちは酔っぱらって、すでに自室で眠ってしまっている。
 
桂木「そら。起きろ。帰るぞ」
 
そら「んん……まだ飲めますよ、俺……」
 
瑞貴「そらさん。帰りますよ。起きて下さい」
 お姉さんたちと飲んでいたそらさんは、途中でダウンしてしまっていた。瑞貴さんに起こされ、眠そうな目をこすっている。
 
海司「班長、昴さん、そらさん、瑞貴……それに石神さんも、後藤さんも、黒澤もみんな……今日は本当にありがとうございました!」
 
海司「今まで生きてきて最高の誕生日でした!」

 海司が深々と頭を下げる。
 瑞貴さんに肩を支えられて、そらさんが、首を大きく横に振った。
 
そら「お礼なら**ちゃんに言ってあげなよ~。海司のために一番がんばってくれてたんだから」
 
そら「ね、**ちゃん♪」

**「あ、いや私は別に……」
 
昴「あとは2人でゆっくり過ごせ。まだ誕生日は終わりじゃねーだろ?」
 昴さんもそう言って部屋を出て行った。
 そらさんが思い出したように、私を振り返る。
 
そら「**ちゃん、メールみといて!」
 ウィンクするそらさんを連れて、他のみんなも秋月家を去って行った。
 あとには、私と海司だけが残された。
**(楽しい誕生日パーティーだったな……)
 私は誰もいなくなった部屋を見回しながら、しみじみとそう感じていた。



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