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6/12~6/19の期間に開催されている海司バースデーイベントのネタバレです。
(画像満載なため、表示が重かったり、読み込みに多少時間がかかる場合があります)

ネタバレの意味がわからない方は、ブラウザバックでお戻りください。
意味のわかる方は、先読み、おさらい、ご自由にどうぞ。










Stage 3 『一通の招待状』
 


 
 6月12日。俺は一通の手紙を手に、1人で街を歩いていた。
 
海司「ひかり公園か……」

 改めて手紙に目を通しながら、俺はその手紙を受け取った時のことを思い出した。



  
海司「ただいま」

 仕事を終えて家に帰ると、部屋は真っ暗だった。姉貴たちのいる気配もない。
 
海司「さてはアイツら、また合コンだな……」


海司「ん? この手紙は?」
 持ってきた郵便物をテーブルに置いた時、一通の手紙が目に入った。差出人のところに、『****』と書かれている。


海司「何だよ**。手紙なんかで改まって……」
 封筒を開けると、中に入っていた便箋にはたった一行だけ、こう書かれていた。
 『6月12日12時 ひかり公園の桜の木の下に来て下さい』
 
海司「ひかり公園……」
 
海司「つーか、6月12日って俺の誕生日じゃねーか」

 俺はそう呟いて、はっとする。
 Screenshot_2013-06-13-18-34-24.jpg
海司「もしかして**、俺の誕生日に何か用意してくれてんのか……?」
 
海司(まさか、ひかり公園で『もう一度、この思い出の公園で海司に好きって言いたいの』……とか可愛いこと考えてたりして……)
 
海司「んなわけねーか」

 俺は便箋をそっと封筒に戻すと、妄想と期待をふくらませながら部屋へと階段を上がった。

 
海司「とりあえず、ひかり公園に行けばいいんだよな」

 俺は手紙に書かれた通り、公園へと急いだ。


 
 ひかり公園には、俺と**の小学校の頃の思い出がたくさんある。その中でも桜の木の下は、2人で相合傘を刻んだりした大切な思い出がある場所だ。
 
海司「あれ……誰もいねーぞ?」

 桜の木の下に到着した俺は、辺りを見回した。近くに人の気配はない。
 
海司(**が待ってると思ったんだけどな……。俺はどうしたらいいんだ?)
 
海司「ん? 何だ?」

 その時、桜の木にメモが括りつけられていることに気付いた。手にとって、メモを広げて見る。
『よく見つけたね! 次はよく待ち合わせ場所に使うモイヤ像の前に来て』
 
海司「宝探しかよ!」

 どうやらまた移動しなくてはいけないようだ。
 
海司「ったく。行くしかねーよな、これ」
 ここにいても意味がないので、俺はメモに書かれていたモイヤ像の前へと向かった。


 
海司「またメモかよ……」
 モイヤ像の裏に貼られていたメモを見て、俺はため息をついて次の場所へ向かった。


  
海司「おいおい、何回移動すりゃいいんだよ……」
 その後、よく利用するカフェの3番テーブルの下、駅前のロッカーの中を経て、ドンキーコングホーテの前に到着した。だが店の入り口などをチェックしたが、メモがどこにも見当たらない。

海司「次のメモはどこだよ? それともここで終わりか?」
 店の前でクマの着ぐるみが風船を配っている。子どもたちに風船を渡そうとしているが、まるでパンチするかのように差し出すので、子どもたちは誰ひとり受け取ろうとしていない。
 
海司「あった!」
 
海司「すみません、その風船下さい!」

 風船にメモが貼られていることに気付き、俺はクマの着ぐるみに話しかける。
 
海司(あれ、このクマどこかで見たことあるような……)
 クマはあっさりと風船を渡してくれた。お礼を言って、俺はメモを広げる。今度のメモは道順が1つ1つ書かれていた。
 
海司「まずは3つ目の信号を左か……」
 
海司「ああ、もう! 面倒くせーな!」

 俺は少しイライラしながらメモに従って歩き始めた。


 
海司「――って、結局ウチじゃねーか!」
 風船のメモに書かれていた道順をたどってきた俺は、結局スタート地点である自宅へと戻って来てしまった。
 
海司「何だったんだ、これ。新手の嫌がらせか?」
 俺はため息をついて、玄関のドアを開けた。


 
 パンパン!!!
 
海司「な……ッ!?」
**「ハッピーバースデー!!海司~~~!!」
 私たちは一斉にクラッカーを鳴らした。目を丸くして呆然としている海司を見て、みんなが思わず吹き出す。
 
そら「おめでとう海司!」
 
そら「っていうかその顔ウケるんですけど!」

 
海司「あ、え……」
 海司はクラッカーから出た紙テープにまみれて、私たちを見回している。瑞貴さんがお店の暖簾を分けるように、紙テープをどけて海司の顔を見つめた。
 
瑞貴「おめでとうございます、海司さん」
 
瑞貴「大丈夫ですか?」

 
昴「嬉しくて声も出ないのか。おめでとう、海司」
 
桜子「あれ、泣いてるの?」
 
海司「泣いてねーよ!」
 
海司「ちょっとびっくりしただけで……」

 
桃子「そんな感激しちゃって、この子ったら!」

撫子「サプライズ大成功ね!」
 
3姉妹「誕生日おめでとう~!」
 呆然とする海司にお祝いの言葉をかけながら、みんなクスクス笑っている。
 
海司「いつの間に昴さんたちまでここに……?」
Screenshot_2013-06-13-19-14-55.jpg
海司「俺が出かけるときには、誰も……」
**「ふふ。びっくりした?」
 
海司「あたりめーだろ」
  
海司「いきなりクラッカーかまされて心臓止まるかと思っただろ……」

 海司がほっと胸をなで下ろす。そんな海司を見て、みんながまた可笑しそうに笑った。
**(ふふ。驚いた海司の顔、可愛かったな)

桜子「ここで立ち話もアレだし、そろそろ中に入らない?」
**「今日は海司が主役だからね。どうぞ、こちらへ!」
 
海司「あ、ああ……」
 ちょっと照れたような顔をしている海司の手を引いて、私たちはリビングへと向かった。


 
海司「すげーな……」
 リビングを見て、海司がまた声を上げた。部屋中をデコレーションした飾り付けや、テーブルに並んだたくさんの料理を見て、海司が呆気にとられている。
**「海司が出かけた後、おねえさんたちや昴さんたちが急いで準備して頑張ってくれたんだよ。すごいでしょ?」
 
海司「そういうことだったのか……」
 
海司「じゃあ、俺はこのためにいろんな所を移動させられていたんだな」

**「うん。実はそうなの」
海司「……」
**(あれ? もしかして怒っちゃったかな?)
 
リスト用 (カゲミツ)A:素直に謝る

**「ごめんね。騙すようなことしちゃって」
 
海司「気にすんな。あれはあれで結構楽しかったぞ?」
**「ほんと? ならよかった」
 私はほっとして胸をなで下ろした。

リスト用 (カゲミツ)B:言い訳する

**「サプライズパーティーの準備をするために、どうしても海司に出かけてもらわなくちゃいけなくて。他にいい方法が思いつかなかったんだ」

海司「別にいいけど」
 
海司「でも俺、ずっとお前のこと捜してたんだからな」

**「そ、そうなんだ……ごめんね」

リスト用 (カゲミツ)C:さらにからかう

**「宝探しみたいで楽しかったでしょ?」

海司「まあ、な」
 
海司「でもカフェとか他の客が座ってたから、空くまでずっと待ってたんだぞ?」

**「あ、そっか! それは考えてなかった……」
 
海司「ったく。大ざっぱな計画だな。お前らしいけど!」
 海司がそう言って笑った。何だかんだ言って、それなりに楽しんでくれたようだ。


 
海司「でも俺が途中で帰ってきてたら、どうするつもりだったんだ?」
  
そら「それは大丈夫! ちゃんと監視してたから」  
海司「監視って……」

海司「ああっ!」
 海司が大声を上げて、リビングの隅を指さした。驚く海司に、クマの着ぐるみが拍手を贈っている。
 
海司「クマが何でうちにいるんだよ!?」
??「誕生日おめでとう、海司」  

海司「そ、その声、まさか……!」
 クマの着ぐるみが頭を外す。
 中に入っていたのは――
 
海司「班長!」
 
そら「海司がルートから外れないように、班長がちゃんと見張ってくれてたんだよ」
 
そら「お疲れ様です!」

  
桂木「俺の尾行に気づかないとは、海司もまだまだだな」

海司「気付きませんよ!」
 
海司「ていうか班長こそ、子どもたちに避けられてましたよね? 誰も風船受け取ろうとしてなかったですけど」

 
桂木「……」

 桂木さんが少しショックを受けたような顔を見せる。それを見て、みんなが思わず笑い出した。
 
桜子「とにかく座って! みんなで乾杯しましょう!」
 
海司「ああ」
 お姉さんが海司をお誕生日席に座らせる。
 私は笑顔に溢れるみんなを見回して、胸に幸せな気分が広がるのを感じた。
**(よかった! 海司も嬉しそうだし、みんな楽しそうで)
 私はこの誕生日会を決めた時のことを思い出した。


 
 海司の誕生日の相談をした時、お姉さんが言った。
 
桜子「あの子もストレス溜まってるかも知れないし、大騒ぎしたらすっきりするんじゃないかしら?」
**「え、おうちでパーティー開いてもいいんですか?」
 
桜子「もちろん! 私たちも参加するわ!」
 
桃子「そうね、昴さんたちもお呼びしましょう!」
 
撫子「もちろん桂木さんもね!」
 
3姉妹「イケメンイケメン!」
 お姉さんたちが桂木さんたちの話題で盛り上がり始めた。私は苦笑しながらも、頭の中でパーティーをイメージしてみる。
**(楽しくお祝いするのもいいかも……。それにみんなも海司のことお祝いしたいって言ってたもんね)

 
 お姉さんたちの案をSPのみんなにも伝える。
 
そら「海司の一年に一度の誕生日だもんね!」
 
そら「最高の日にしてあげたいっていう**ちゃんの熱い想い、強力しないわけにはいかないでしょ!」

**「ほんとですか!?」
 
昴「俺たちも何かやろうと思ってたところだしな」
 
昴「どうせなら盛大に祝ってやるか」

 
瑞貴「そうですね」
 
瑞貴「あのお姉さんたちにまたお会いするのは、ちょっとだけアレですが……」

 
桂木「私も微力ながらお手伝いいたします」

**「みなさん……ありがとうございます!」
 みんなの言葉に、私は頭を下げる。海司がみんなに想われていることを感じて、私は自分のことのように嬉しくなった。
 
そら「もう! こんなに**ちゃんに想われて、海司うらやましすぎっ!」

瑞貴「そうですね。せっかくですから、サプライズパーティーにしましょう」
**「はい!」
 私たちは誕生日に向けて、パーティーの準備に取り掛かった。


 
**「あ、待って。まだ全員そろってないから」
 
海司「え? 他に誰かいるか?」
 海司がリビングを見回す。お姉さんたちと桂木さんたちはすでに席についている。

 ピンポーン!
 その時、玄関のチャイムが鳴った。

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